Report on Japan's infrastructure topic on weekend.
« 2010年4月5日 | 2010年4月9日の投稿 |
2010年4月16日 » |
iPadに関する自分の立場を確認しておくと「iPadは非常に優れた端末である」、「コンピュータの歴史を塗り替えるぐらいのポテンシャルを持っている」という意見です。手ばなしで絶賛したいぐらいです。まだ触ってはいませんが。RBB TODAYの記者の方がニューヨークのアップルストアで入手した直後の動画とか、日経の石川温氏の記事(直リンクできませんため)とかを見るにつけても、やはりすげーなーという印象。先日はワイアードビジョンの記事を引用させていただきました。
その上で、電子書籍端末としてのiPadについてコメントさせていただきます。Kindleについてここで言及して以来、電子書籍端末としてのKindleとiPadについて色々と考えてきました。で、まとめたのが以下の資料。Twitterイベントお話させていただくために作成したもの。
これを作成した段階ではiPadは未発売であったものの、当時得られた資料などをベースに述べています。
■1. まずハードウェアとしてのKindleが非常に売れているということ。これが考察の起点
■2. ハードウェアとしてのKindleが売れたことで、Kindle版電子書籍の売上がぐーんと伸びているということ
■3. 売上の規模感を確認するための数字など
■4. とりあえず電子書籍端末3種を並べてみたり
■KindleとiPad、その他電子書籍端末を比較してみた図(横幅はマインドシェア的なもの。定量的な根拠があるわけではない)
ということで、この5枚のスライドでもって、iPadがこれから出てくるにしても、Kindleには絶対にかなわない。電子書籍端末はKindleのひとり勝ち、ということを説明しています。これが2月末時点でまとめた自分の考え。
iPadが発売されて、電子書籍としてのiPadについてどのような評価が出るのか興味深く見守っていたのですが、やはり出ました。EBook2.0 Forumの記事↓
WSJのモスバーグ (W. Mossberg)は「新しいタイプのコンピュータ」として評価し、今日のコンピュータの機能を少なからず吸収するとしたが、E-Reader機能については、大型カラースクリーンを採用した一方、片手で持てず、読める本も少ない(45万冊の Kindle ストアに対して iPad は約6万冊)と指摘している。
USA Todayのベイグ (E. Baig)は、商品としてのiPadの成功を確信しながらも、愛書家には Kindleがやさしいとして、カタログの貧弱さに加え、iPad の価格、電池寿命、重量は読書には適さないとみている。
KindleとSony Pocket Readerを愛用するChicago Sun Timesのイーナツコ (A. Ihnatko)は、価格、サイズ、電池寿命をKindleの優位として挙げ、E-Readerとしての比較では勝負にならない、とまで述べている。「数週間もつ」というKindleの電池寿命は、持ち運びが前提のE-Readerとしては最重要な要素のようだ。
Kindleは読書家のために最適化されたハードウェアになっており、かつ、読んでいる際には「ハード」的なごつごつした感のない、まったくアナログな書籍的手触りがある製品に仕上がっています。Kindleはある意味で「本」なのです。本好きを喜ばせる不思議な製品なんですね。従って、Kindleを手にしたとたんに本(Kindle版書籍)をがんがん買うようになる。それが数字にも出ている(上のスライドの2枚目参照)
そうした本好きを喜ばせる「本」であるところのKindleと、基本的には多目的端末であるiPadを比較しても、前者に絶対に分があることは確かです。
もちろんiPadの電子書籍機能を使うユーザーが多数出ることは間違いないし、そこそこのダウンロード数も出るでしょう。しかし、長い時間ずーっと「本」を持って読む、言いかえれば、読書経験としての端末利用という意味で、iPadはちょっとつらいです。重いし。寝ながら読めるものではない。
読書経験としての端末利用という意味では、確実にKindleが優れていると思います。本が好きな人が好んで使う端末になっている。だからハードウェアとしてのKindleを通じて電子書籍としてのKindle版をがんがん買う。それが明確な数字(売上)となって出る。そういう連鎖がすでにKindleではできあがっているように思います。
なお、現在報道されているiPadにおける電子書籍ダウンロード数の位置づけについては、@YukariWatanabeさんの「洋書ニュース:iPad初日の売上が示唆するもの」が参考になります。興味深い記事です。
満員御礼。4/21 11時現在、定員に達しました。ご支援ありがとうございます!
<サプライズトーク - いとうまい子さん&後藤たくひろさん>
-いとうまい子さんにご出演いただけることになりました。いとうさんのTwitter利用のスタイル、ファンを大切にする姿勢などについてお話を伺います。
いま現在の参加者のリストはこちら → twkigyo2
前回の「Twitter起業研究ナイト」は30名以上の方にお集りいただき、なかなか好評でした。参加されたみなさん、どうもありがとうございます!
プレゼンター4名の方のお話の内容は順番にテキスト化してアップしていきたいと思います。現在、後藤たくひろさんの分が上がっています。プレゼンターの方々にも改めてお礼を申し上げます。
引き続き今月も開催します、「Twitter起業研究ナイト2」。
テーマは「パーソナルブランディングって何?」。
Twitter時代に自分のキャラを立てて何かをしようという場合、「パーソナルブランディング」の知識が非常に役に立ちます。
今回お話いただく4人の方は、それぞれユニークな活動をなさっており、Twitterやブログを使った「パーソナルブランディング」を実践されています。
体験から来るお話が「パーソナルブランディング」の現実的な理解を助けてくれるはずです。
なお、今回はミュージシャンの方が2組、出演してくださいます。ある意味で彼・彼女たちもパーソナルブランディングを実践して、自分の道を歩いて行っているわけで、その姿勢に生で接することでパーソナルブランディングの理解がより深まるだろうなぁ、ということを考えています。
<小山あかりさん>
---ガールズポップ界の星影のステラ。ガールズポップ好きな方なら1曲聴いただけでファンになると思います。新宿南口でストリートライブをやっていたのに遭遇し、その場で出演をお願いしました。お受けいただいたマネージャー様、ありがとうございます!代表曲は「あかね空」。ブログはこちら。
<藤井朋美さん>
---彼の場合、Youtubeに上がっている歌を聴けば一発で、なぜ出演をお願いしたかがわかっていただけると思います。Twitter上でたまたま同郷ということで知り合った仲ですが、歌を聴いてびっくりしました。泣かせる名曲カバーも1曲やってくれます。
なお、サプライズゲストがいらっしゃる可能性がありますので、少し期待していてくださいませ。以下が今回のイベントの概要です。
[イベントタイトル]
Twitter起業研究ナイト2 ~パーソナルブランディングって何?~
[日時]
4月22日木曜日 19:00~21:30
[場所]
赤坂NOTE(千代田線赤坂駅徒歩7分)
*SocialWeb2.0Partyが何度か開催されている会場です。
[プレゼンター]
<名刺の達人 - 高木芳紀さん> 「Twitterと立体名刺で、ウェブブランディング時代を生き抜く方法(バージョンアップ版)」
- 前回も好評だったパーソナルブランディングの実践手法に関するお話。前回のプレゼンの後でTwitterアイコンを自分の顔写真に変えたり、プロフィールを書き換える人が続出しました。内容をバージョンアップしてお話いただけるそうです。
<日本一背の高い社長 - 牧 貴士さん> 「『日本一背の高い社長』を名乗ってから起こった変化」(仮タイトル)
- 牧さんは前回のTwitter起業研究ナイトの参加者さん。お話を伺うと非常に興味深いトピックをたくさんお持ちなので、今回のプレゼンをお願いしました。「全脳思考」の神田昌典さんから直接教えを受け、色々なノウハウを蓄積されています。かなりいい話が聞けると思います。
<連続更新1000日突破ブロガー - 林 雅之さん> 「ブログを1000日以上連続更新してきてわかった『パーソナルブランディング』の力」(仮タイトル)
- 林さんはクラウドコンピューティング分野では抜群の知名度のあるカリスマブロガー。彼が講師を務めるセミナーで、ソーシャルメディアも使いながら、800名の申し込みがあったという逸話をお持ちです。ブログを毎日コツコツと書き続けて1000日以上。その時間の流れの中で何が変化し、どんなよいことが起こったかをお話いただきます。
<IT女子 - 五十嵐順子さん> 「私のキャリア遍歴とマインドマップと『IT女子』」(仮タイトル)
- 「いがじゅん」こと五十嵐順子さんがどれぐらいおもしろいかは、会って話をすればすぐにわかります。実にパワフル。ITのこと(著書)、女性のキャリアプランニングのこと、会社から独立して生活していくことなどなどについて、ものすごく深い考えをお持ちです。ご自身の初めての著書の販促でも、実にユニークな活動をされました。マインドマップのカリスマ的講師の一面も。
<サプライズトーク - いとうまい子さん&後藤たくひろさん>
-いとうまい子さんにご出演いただけることになりました。いとうさんのTwitter利用のスタイル、ファンを大切にする姿勢などについてお話を伺います。
*司会は一緒にピーポーズを立ち上げた石井大輔君が担当。
[ご参加いただきたい方]
・Twitterで、自分を売る必要を感じている小規模事業主の方、専門家の方、著者の方
・Twitterで、副業を考えている個人の方
・Twitterで、自分を売って行きたいと考える女性の方
・将来的な起業を念頭に置いて、Twitterでコミュニティを作っておきたいと考える方
[参加費]
3,500円 3000円 飲み放題、軽食付き。(コスト構造を明かすとお店との約束はすべて込みこみで90,000円。30名を超えた分はお店との折半で、こちらも若干の黒が出ます^^; )
[定員]
35名程度
[参加申込]
メールのタイトルを「Twitter起業研究ナイト参加希望」とお書きいただき、氏名(フルネーム)、Twitterアカウントを明記の上、今泉(dimaizumアットマークtkb.att.ne.jp)までメールをお送りください。今泉のアカウント @dimaizum にあるリスト twkigyo2 で公開します。事前にどんな方がいらっしゃるのかを確認するのに便利です。(前回参加者のリストと切り分けました。)
*なお、キャンセルは前日までご対応しますが、当日のキャンセルはご遠慮下さいませ。
[ハッシュタグ]
#twkigyo2 を使用します。
[お問合せ]
今泉(dimaizumアットマークtkb.att.ne.jp)までメールをお送りください。
[最後に]
一種のオフ会のような集まりです。お気軽にどうぞ。
« 2010年4月5日 | 2010年4月9日の投稿 |
2010年4月16日 » |