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松田聖子の「赤いスイートピー」はこういう推奨曲のなかに混ぜてもいい名曲だと思うのです。燦然と輝いています。よく知られているように松任谷由実の別名である呉田軽穂の作詞・作曲。詞の意味をしっかりと咀嚼すると、陰影が味わえます。
「女性ボーカリストとしての松田聖子」という捉え方は、そろそろ浮上してきてもいいと思います。30年も50年も、ある種の古典としてずっと"聴き継いで"いける存在と見なすことができると思います。彼女の声の艶、伸び、輝きは、過ぎ去った時代のなかだけに押し込めておくにはもったいないと思います。
自分は「赤いスイートピー」1曲だけのために、2枚組みアルバム「Seiko Matsuda Bible III」をヤフオクで購入しました。買ってからずっと「赤いスイートピー」しか聴いていませんでしたが、時々別な曲が流れてくると、例えば「Rock'n Rouge」(詞・松本隆/曲・呉田軽穂)や「天使のウインク」(詞/曲・尾崎亜美)ですが、すげーいいじゃんと思ってしまいます。
なお、松田聖子の楽曲は30曲程度Napsterから入手可能です。「赤いスイートピー」は見つけられなかったということで、表題に落ち着きました。
日本のカルチャーは好事家志向なので、ミーハーを地で行く自分はカルチャーの末端で草を食んでいます。
Cocteau Twinsもせいぜい聴いているアルバムは2-3枚で、そのなかから大胆にも名曲を推奨してしまおうという魂胆。個人ブログですから、目くじら立てずにどうぞ。
「A Kissed Out Red Floatboat」。どこがすごいか。この浮遊感があって芯があるエリザベス・フレイザーのボーカル!惚れ惚れします。Cico Buffも!ついでにHooverphonicのThis Strange Effectも!(リミックスでいまいち原曲のよさがおぼろですが)
結局ヒトが生きてくるなかで聴いてきた曲というのは種々様々、一人ひとり全然違うということなのですが、後から振り返ると、「この頃なんでこういう曲を聴いていたのか」と不思議になるような曲があります。
Roy Buchananの「The Messiah Will Come Again」は、あまり意味もわからず、何も考えずに、リアルタイムで繰り返し聴いていた曲です。当時はこれがよかった。少し似たトーンの曲に、Santanaの「哀愁のヨーロッパ」があります。これ。われながらミーハーですな。ただ2つの曲が狙っている領域はまったく違います。これは断っておかなければなりません。
Napsterで聴ける2つの曲(これとこれ)は、高校時代に自分が聴いていたのとはバージョンが違いますが、それでもそれなりに雰囲気は完璧にあり、あぁロイブキャナンだという感じです。
こういう歌うギター、泣かすギター、揺れるギター。これがものすごくリアリティがあった時代がありました。
スタイルはいつの世にも移り変わります。
しかし改めて聴くと、悪くないですね。時代の違いからくる恥ずかしさを取り払って耳を済ませると、ものすごくいいです。
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