Report on Japan's infrastructure topic on weekend.
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Outlogic、杉本さんの投稿に敬意を表して。孫引きになってしまいますが。
-Quote-
『会社はこれからどうなるのか』は、企業活動の本質を考察した良書です。この本では、利潤と差異性のことについて以下のように書いています。
「利潤は差異性からしか生まれない。ポスト産業資本主義では、差異性を意識的に創り出していくことが至上命題となっている。差異性を創り出す方法は千差万別であるため、会社組織の形態も千差万別あるということになる。」
「これに対して、ポスト産業資本主義においては、モノもカネも情報も、すべて標準化されてしまう強い傾向をもっている。これは、矛盾であるが、この矛盾こそ、ポスト産業資本主義の本質である。」
「ポスト産業資本主義とは、まさにすべてが標準化されていく傾向のなかで、差異性を創り出していかなければならない資本主義である。すなわち、会社組織のあり方を考えるとは、すべてが標準化されていく傾向のなかで、いかに差異性を創り出し、いかに差異性を確保していったらよいのかを考えることにほかならない。」
-Unquote-
先日、シャンピア赤坂を改装したthe b akasakaに泊まる機会がありました。
ここが取った方向性はひとつの見識だと思います。古くてあまり冴えなかったビジネスホテルを今風に一新させつつ、低料金路線を堅持しています。
客室に入ってまず気づくのは「広い」ということ。以前のシャンピア赤坂は、高度成長期に作られたビジネスホテルの標準的なスペックそのままでしたから、ベッド、作りつけの机、それ付随する椅子、冷蔵庫、それからユニットバス、そのへんのものがあまり広いとは言えないスペースにぎゅっと押し込められていました。人ひとりが1~2泊するのに最低限というスペックです(同年代に作られたビジネスホテルは総じて同じ傾向)。
改装にあたって、この部屋をぜんぶ壊して、別な広々とした部屋をこしらえてしまうのがいいのかも知れませんが、それだと工費がかさみ、低価格路線維持が困難になります。現状の部屋を壊さずに、何ができるかというのが、the b akasakaが智恵を絞った点です。
the b akasakaでは、以前あったユニットバスの壁を取っ払ってしまい、ユニットバスのスペースはそのままにして、壁をガラスにしてしまいました。これで部屋のなかの開放感が全然違います。
バススペースはバスタブを廃し、縦に細長いシャワールームだけにしています。また、経験価値事例で引き合いに出されるINAXの衛生陶器(水タンクがないタイプ)を置いていて、バススペース自体も広く感じさせる工夫がしてあります。ベッドも一回り大きなのが入り、全体として「広いな」と感じさせる部屋ができあがりました。
バスタブを置かないという決断を1つ下しただけで、まったく違う空間を演出することに成功したわけです。「やっぱりバスタブがなきゃ」という声が沸きあがりそうなのを、とりあえずは遮断してなされた決断を、非常に興味深く受け止めています。
このホテルは、都心で1~2泊、新しくて小ぎれいな宿に泊まって快適に過ごしたいといニーズには、よい選択ではないかと思います。
レストランもまったく新しくなっています。朝のビュッフェは、朝食付プラン(平日の朝食付プラン・シングル12,000円前後)の価格水準を考えるとまずは妥当。総じて、経営努力が感じられるホテルだと思います。
最近、スパができたそうです。この立地でこの種のスパというのは、仰々しさがなくてよいかも知れません。(the b akasakaは、地下鉄赤坂駅から見ると、ほぼ真向かいのTBSを”一山超えた”位置にあります。どのターミナル駅からも遠く、多少陸の孤島のような雰囲気がある、渋いといえば渋い立地です)
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