Report on Japan's infrastructure topic on weekend.
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Outlogicの中の投稿で杉本さんが、楠木建氏の主張している「次元の見えない差別化」について触れていて、その延長線で「わけがわからない差別化」という言葉を使っています。これは非常に興味深く思います。
仮に日本の企業人が日本語による独特な思考を突き詰めていって、ある種くぐもった語彙によってくぐもった戦略(語彙という面で)を策定し、それを敢然と実行するとき、そこに出てくるのは海外の競合企業から見たらまったく「わけのわからない差別化」になっているということはないでしょうか?
個人的に、米国のE3における任天堂のWiiの発表のステージで、宮本氏が笑いながらWiiのコントローラーを振りながら登場したのを体が震えるほど感激して見ておりましたが、あのコントローラーなど、米国人から見たら「わけのわからない差別化」の筆頭だったりするのではないかと思います。がんばれ日本。
フラット化する世界において、世界市場に進出している日本企業が拠り所とすべき点は、藤本隆宏氏が提唱しているところの「擦り合わせ」とその周辺であろうことは、多くの方がお気づきだろうと思います。
この関連の議論はご存知のように少し発展していて、内部におけるインテグラル/モジュラー、外部におけるインテグラル/モジュラーをそれぞれ組み合わせた4つの戦略パターンに分化し、個々の企業が身を置く業種と状況に応じて適した戦略は異なるとされています。
「擦り合わせ」に対応した英語も「Integral」ということも定まっています。
それには異存はないとして…。この議論を米国の人などに説明する際に、「擦り合わせ型のアーキテクチャが重要なんである」という意味でごく普通に「Integral Architecture is the key...」などと言っても、あましピンとこなかったりして、大変です。
「擦り合わせ」という概念は非常に言語依存的な概念であって、たぶんほんとうにわかるのは日本人の間同士だけなのではないかということをちらと思ったりします。どうでしょうか?
仮にそうだとすると、製品の製造における「擦り合わせ」ができるのは日本人だけということになり、「擦り合わせ」(という言葉を駆使して、それを操作的に行えること)が日本の競争力の源泉のすべてとは言わないまでも、源泉の一部を担っている、ぐらいは言えるのではないでしょうか?なんちて、多少安易。
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