« 2011年9月13日

2011年9月14日の投稿

2011年9月15日 »

Microsoftからマウスとキーボードを他のPCでも共有するソフトである"Mouse without Borders"が公開されました(名称にマウスとありますが、キーボードも共有できる)。他にもそのようソフトがあるそうですが、私は使ったことが無くマウスとキーボードを共有するには、切り替え器を使うのが一般的だと思っていました。

また、PCを2台以上用いることが多いと切り替え器を使わずにソフト側でできると便利ではないかと思われます。

インストールや各種設定は"Microsoft、複数PCでマウス・キーボードをLAN共有する「Mouse Without Borders」"を見てやりました。あまりに悩まずすぐにインストールできました。

インストール後は以下の様に見えます。

Two Rowにチェックを入れると双方向で操作が可能です。上のkiyoshi-PCがデスクトップPCのサーバ側で、kiyoshi-THINKはThinkPad X201sでクライアント側です。

各種設定画面が以下になります。

使った感想は、マウスを他のPCに移動させるには、Ctrl+Alt+(F1,F2,F3,F4)かマウスを本体側では右端まで移動(クライアント側は左端からマウスが登場したので逆側に移れば本体側に移動できる)させることでマウスとキーボードを他のPCのものを移動できます。

簡単に言えば、マウス・キーボードは好きなほうを使いながら、違うPCを操作できます。クリップボードの共有が行えるため、擬似的なマルチディスプレイを体感できます(アプリを共有できたり、移動できたりできるわけではないため、マルチディスプレイになるわけではない)。

気になるところは、マウスポインターの移動がCtrl+Alt+F*か右端に移動するところです。ディスプレイの配置場所によっては、2台目のPCを右側置けない場合はあります。このため、Optionsで移動先を決めれると直感的な操作ができるようになります。また、サーバ側でアプリを右端に持っていくとなぜか左端に移動してしまいます。このあたりは改善されると良いですね(マルチディスプレイではないのでちょっと難しいかもと思わなくもありませんが)。

Macbook Airを接続しようとしたのですが、WiFiルータがうまく透過してくれないためか接続できませんでした。よくよく見るとネットワークからも見れなかったためだと思われます(Macbook AirはWiFiしかないので、うまく設定しないといけないきがします。本体はWiFiもっていないし...)。

Mouse without Bordersを使って一番思うことは他のOSでマウス・キーボードを共有できたらどんだけ楽でしょうか。MacやLinuxを一つのキーボードで操作できるとかなり違うと思います。リモートデスクトップやVNCで操作できるのも良いかも知れませんが、目の前にディスプレイもある環境ではキーボード・マウスとクリップボードの共有のメリットはかなり大きいと思います。

ここまで軽く動くのならば、マルチディスプレイかマルチPCで選択もありなのではないかと思われます。これでアプリまで他のPCの窓まで移動させることができれば、マルチディスプレイではなくノートPC数台並べて効率的に使用するのが流行りそうな気がします。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

« 2011年9月13日

2011年9月14日の投稿

2011年9月15日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

櫻吉 清

櫻吉 清

IT業界ウオッチを趣味としている。知的好奇心の趣くままに何でもチャレンジして、とりあえず壁にぶつかってみる。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
kichi
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ