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ThinkPad X201sが届いたのは3/19でした。届いてから以下のレビューを書いています。

ThinkPad X201sを選択した3つの理由
ThinkPad X201sを購入した(ベンチ編)
ThinkPad X201sを購入した(CPUの設定編)
ThinkPad X201sを購入した(キーボード編)
ThinkPad X201sを購入した(CPU設定とバッテリ駆動時間の関係編)
ThinkPad X201sを購入した(WXGA+の効果編)

3週間程度使用した雑感をまとめてみます。

■解像度の向上

X61からX201sに変更のメリットを一番実感したのは解像度がXGA→WXGA+になったところです。WXGA+の効果編にも書きましたが、解像度が増えたことにより作業の効率化が果たしています。これならば、X200sのWXGA+版を買ってもよかったのではないかとさえ思ったものです。

■Core iシリーズ

Core iシリーズのCPUは、ベンチなどは多くのIT系ニュースサイトで取り上げられているためある程度の情報は知っていました。ですが使うのはX201sが初めてでした。このため、CPUの設定編CPU設定とバッテリ駆動時間の関係編などでいろいろと設定を変えて遊んでみましたが面白かったです。

また、ターボブーストやSpeedStep(SpeedStepの延長がターボブーストだけど)でCPUの周波数を動的に変更するのは現在のところ当然のようになって来ました。特にコア数が増えてトランジスタ内で動いていない箇所が増え始めた昨今CPUでは当然の帰結のように思えます。サーバとクライアントCPUの必要な要素は違います。もしくはクライアントソフトでもマルチスレッドがもっと普及する必要があるのかもしれません。

Intel系のCPUの周波数の状況をもっと簡単に見ることができるソフトがほしいですね。簡単に手に入れられるソフト類は、全て一番速い周波数しかでず、コア毎の周波数を知る手立てはありません。AMDのCPUにはあるのですが。そのあたりはどこか改善してほしいです。いや、そんな気にするのは少ないかも知れませんが。

■キーボード

キーボード編でかなり酷評しましたが、外で使う場合はキーボードの音も小さくないといけないためより音が小さいX201sのほうが正しいかも知れません。キータッチに関しては、かなり評価が分かれそうな感じがしますが、しばらく使えば"これ最高!"と言っているかも知れません。もうX61を忘れ始めましたしね。

■まとめ

X201sのWXGA+の解像度を堪能するともうX61に戻りたいとは思わなくなりました。性能としては外での使用用途ではオーバースペックです。このため、X200s&WXGA+でもよかったのではないかとさえ思います。

若干キーボードへの不満があるため新しいキーボードまで待つべきだったかもしないと思わないこともありません。こればかりはカタログスペックから見えませんから、買ってみないとわからないとことですが。

バッテリーに関してはX***s系はさすがに持ちますね。私の用途では9セルバッテリーの出番は年に3回もないと思います。このため、スリムバッテリーを購入したいと思います(やっぱり本体と一緒に購入すればよかった)。手元に着ましたらまたレビューしたいと思います。

X201sの評価ですが、"むしゃくしゃして買った、後悔していない"になります。満足度は相当高くX201sで3年間は戦えると確信しました。

IntelのCPUのロードマップは、2011年Sandy Bridge(32nm)→2012年Ivy Bridge(22nm)→2013年Haswell(22nm)が今のところアナウンスされています。3年後だとモバイル系CPUの主力になると言われているSandy Bridgeアーキテクチャ系をスキップすることなるかも知れませんが、X201sならばそれまで現役でがんばってくれるでしょう。

櫻吉 清(さくらきち きよし)

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