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日本で3Gサービスが始まったのは2001年に展開されたFOMA(NTTドコモ)が最初でした。当時は日本国内はPDC方式が主流であり、ライバルのau(当時IDO)が2.5GのcdmaOneで通話品質の高さを誇っていた頃と記憶しています。

あれから8年、ようやく世界各国でも3Gが普及してきた感がありますが、ついにこの国でも3Gサービスが開始されました。

ComputerWorldの記事では次のように書かれています。

『エジプトの通信事業者Orascom Telecomが、2008年12月半ばに朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)で立ち上げた3G(第3世代)携帯電話ネットワーク・サービス「Koryolink」に、加入者が殺到している。Orascom Telecomによると、申し込み受付を開始した2009年1月から最初の2週間で、約6,000人の申し込みがあったという。

(中略)

約2週間前に(3Gの)サービス販売を開始して以来、およそ6,000人の申し込みがあった。重要なのは、これら加入者が一般国民であり、特権階級や軍部の上層部といったエリート層でない点だ。国民は初めてみずから販売店へ赴き、携帯電話を購入できるようになったのだ。

(中略)

最も安い料金プランは、月額850北朝鮮ウォン(約6ドル)だが、大多数の利用者間で使われている闇相場では、月額わずか24セントとなる。』
( http://www.computerworld.jp/topics/bg/134889.html )

平壌の国民でさえ携帯電話の自由所有は許可されていなかったということも驚きですが、もっと興味をひいたのは”月額料金の闇相場”という箇所です。携帯電話使用料金の闇相場とは一体どのような使い方なのでしょうか。

通常、1次キャリアの示すNW利用料よりも安くするためには、MVNOのように1次キャリアのNWインフラを借り受けてサービスを提供する方法が浮かびますが、北朝鮮の場合、そういったわけでもなさそうです。

どなたか、このタネが分かりますか?

NAKA

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中 寛之

中 寛之

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ITIL Managerとして、システムインフラのコンサルティングを中心に、業務領域まで幅広く担当しています。

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