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Nokiaの秋のイベント、「Nokia World」に出席のため、昨夜オランダ・アムステルダムに到着した。外はあいにくの雨。スキルポール空港ではNokia関係者が多かったらしく、Nokiaのロゴのついた紙をもった送迎の人がゲートをうろうろ。Nokiaの携帯電話に内蔵されているメッセージを知らせる音があちこちで鳴り響いていた。
Nokia Worldは29日と30日だが、Nokiaは28日、アナリスト向けに「Capital Market Days」を開催し、325ユーロの3G対応スマートフォン、薄型端末などミッドレンジ3機種を発表している。
同時に発表された報道資料を読むと、「携帯電話」と「マルチメディア」を分けているNokiaは、それぞれのカテゴリでシェアをとっていく戦略。量がものをいう携帯電話では、フォーカスをしぼるなどして製品開発を効率化する点、新興市場のニーズに応じてミッドレンジを拡充させる点などが挙がっている。「Nseries」で展開しているマルチメディアでは、音楽、カメラといった単一の機能が目玉の機種ではなく、機能統合型のマルチメディアコンピュータに注力する。どのような分類かは分からないが、機能統合型端末におけるNokiaのシェアは50%という。
モバイル業界は、インターネットの利用増、セルラーのみではなくWiFiなど複数のネットワークへの対応、エンタープライズなど話題が多い。これから2日間が楽しみだ。
なお、Nokiaでは、2007年の携帯電話の出荷台数は成長率10%の9億7000万台と見込んでいるという。
EUが新たにICT分野に90億ユーロを投資する。これは、2007年から2013年までの第7次研究開発フレームワークプログラム(FP7)で割り当てられたもので、同フレームワーク中最大の予算額であり、全予算の18%に相当する。分野としては、通信、エレクトロニクス、フォトニクスなどが挙がっているようだ(ニュース記事はこちら)。
ITが米国主導という状況はEUも同じで、ハードウェア、ソフトウェアともに、米国ベンダーが強い。市場中心である米国に対し、公共資金が投入されることが多い欧州だが、FP7では民間の参画を促したいようだ。FP7では官民協力型の共同技術イニシアティブ(JTI)を推進する。JTIは研究開発プロジェクトを独立組織として運営できるため、資金調達先の制限が緩くなる。すでに、組み込みシステムのARTEMIS、ナノテクのENIACがFP7のJTIに選ばれている。
時を同じくして、2004年のEU25カ国における研究開発を調査したレポートも発表されている。EU25カ国では研究開発に282万人が従事しており、そのうち研究者は120万人を占めるという(研究者の数は前年比3.5%増)。比率が多い順に、ドイツ(23%)、フランス(17%)、イタリア、スペイン(ともに8%)。このうち、企業に雇用されている人は53%、高等教育機関は31%、政府は14%。
だが、官民のバランスは国により大きく異なる。たとえば、ルクセンブルグでは研究開発分野に従事する85%が企業勤務、リトアニアでは企業はわずか9.3%、高等教育が61.9%、政府が28.8%となっている。なお、ここまでのデータに英国は含まれていない。
SkypeのNiklas Zennstrom氏、MySQLのMarten Mickos氏と、成功した欧州のICTベンチャーの起業家が欧州のベンチャーキャピタル(VC)が活発ではない点を改善点に挙げているが、EU15カ国のVCに関する数値もあった。
EU15カ国全体でのアーリーステージレベルのVC投資は全GDPの0.02%。高いのは、デンマーク(0.09%)、スウェーデン(0.08%)、英国(0.05%)となっている。
アーリーステージ以降の成長期におけるVC投資は全GDPの0.09%。高い順に、英国(0.18%)、スウェーデン(0.16%)、スペイン(0.15%)。
研究開発の話からはそれるが、そういえば、Googleがアイルランドを米国以外としては最大の拠点にするというニュースを見かけた。2007年末までに新たに500人を採用し、1400人体制にするという。アイルランドの魅力は、12.5%という低い法人税と言語スキルなのだそうだ。
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