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日本ではAppleStoreの開店ラッシュが続いているようだが、欧州では英国のみ。英国には計6店のAppleStoreがあるが、フラッグシップ的存在なのが、かのOxford Circus地区にあるApple Store Regent Streetだ。先日ロンドンに行った際に、Appleの英国チームに案内してもらった。

13012006_005_1 2004年秋にオープンしたApple Store Regent Street店。
英国王室に属していたこともある由緒ある建物を改造したという。元々の建物では、入り口は中央のドアのみだったのを、左右にもガラスを入れ込み改造した。外見はクラッシック、なのに中に入ると白、黒、シルバー感を基調としたAppleらしさが出たインテリア。このセンスには改めて脱帽。

中に入ると、まずは自然光のようなやわらかい明るさに驚く。左右にはiPodやiMac、iBookなどが自由に使えるコーナーが広がっており、中央には透明の階段が続いている。

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iMacやiBookの前には、インターネットカフェ代わりにメールをチェックしたりブラウザを利用する人がおり、iPodをしげしげと見つめながら音楽に聞き入る人も。いやみのない程度に黒のTシャツを着たスタッフが常駐しており、サポートしている。階段の裏手に回ると、レジがずらりと並ぶ。最新のiPodの発売日などの日には、長蛇の列になるらしい。

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2階に上がってみると、まずはセミナースペースが広がる。私が訪問したのは平日昼で、iLifeのセミナーが行われていたが、The BeatlesやOASIS、Cold Playを生んだ英国らしく、地元ミュージシャンを招いてイベントを行うことも多いらしい。そんなときには、Macユーザーに関係なく音に敏感なロンドンっ子たちがうわさを聞きつけ、数ブロックに渡る列を作って開店を待つのだそうだ。

2階にはかのGenius Barもあるが(ここにも長い列ができていた)、名物はThe Studio。日本のApple Storeにもあるらしいが、The StudioはRegent Street店で初登場したスペース。CGクリエイターなどよりクリエイティブなことにMacを使いたいユーザーを支援するところだ。地元CGアーティストたちの溜まり場的な存在になっているという。

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Genius Bar The Studio
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2階にはアクセサリ売り場も。
iBook用のこのかばんが気に入った!

Apple Storeは欧州でも拡大を計画中だが、どうやら次はイタリア・ローマになりそう。すでに地元スタッフの採用活動を開始しているらしく、ローマ店開店のニュースが舞い込んで来る日は近そうだ。なお、開店のうわさがあるのになかなか実現しない仏パリでは、場所探しに苦労しているとのこと。スタッフによると、Appleでは、このRegent Street店をはじめ、場所をどこにするかを非常に重要視しているそうだ。

Appleによると、Regent Streetは想定どおりの成功となったようですが、意外な効果もあったようで・・・・・・。何でも、デートエージェンシーが、初めてのデートや最初の待ち合わせ場所としてこのApple Store Regent Streetを勧めているらしいのです。その理由は、かっこいい、遅くまで開店している、話に困っても音楽やコンピュータでごまかせるなど。わかるような気がします。

sueoka

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末岡 洋子

末岡 洋子

欧州在住、フリーランスのライター兼ジャーナリスト。

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