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開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

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6月に実施したデベロッパーキャンプで紹介した、CodeGearのRuby開発環境の概要を紹介するプレゼンのビデオを公開しています。この開発環境は現在開発中で、一般的には、「CodeGear's Ruby IDE」とか「Ruby IDE from CodeGear」なんていう、まったくひねりのない一般名詞のような名前で紹介されています。

今年の春には、Delphi for PHPという、Delphiのような操作(いわゆるマウスによるドラッグアンドドロップでユーザーインターフェイスを設計)でPHPによるWebアプリケーションを開発できるツールを発表していることから、「RubyでもDelphiライクに?」というような憶測が流れていましたが、このビデオを見ていただけると、ちょっと違ったところに軸足があることを理解いただけると思います。

Rubyブレークのきっかけとなったのは、Ruby on Railsであり、今回のIDEは、Railsを中心に設計されているといっていいと思います。つまり、RailsあってのRuby IDEであり、Railsを差し置いて別の独自フレームワークを採用するということではないのです。いいかえれば、RubyおよびRuby on Railsの開発で、いかに生産性を高められるか、足りないところを補えるか、ということです。そう考えると、このツールがもたらすものは、世界がひっくり返るような変革ではなく、あくまでも、階段を一段ずつ上がっていくような漸次的な進歩なのかもしれません。

ところで、このようなケースでは、従来の開発手法、つまりコマンドラインによる開発が、ツールによる開発となじまないという問題が発生しがちです。ツールはたしかに便利だけど、手になじんだコマンドのほうが手っ取り早い、というわけです。

CodeGearのRuby IDEでは、こんなプロユーザー向けの機能にいち早く取り組んでいて、Commanderという機能(最終的にこういう名称になるか分かりませんけど)を用意しています。IDEにコンソールペイン、というのはよくあるシーンですが、Ruby IDEでは、このコンソールでコマンドを入力して実行できます。コマンド入力時には、コード入力補完よろしくコマンド入力補完が機能します。コマンドの実行結果は、IDE環境内に反映されるし、IDEのメニューやウィザードを使って実行した作業結果やコンテキストもコンソールに反映されているので、「コマンドでもメニューでも、お好きなほうでどうぞ」ということができます。

IDEには、ソースコードの管理やトレース、依存関係の確認、あるいはデバッグなど、いろいろ便利な機能があります。コマンド指向の開発者にとって、負担なのは、こうした機能を使うために、コマンドラインの便利さを捨てなければならないということです。Ruby IDEは、そういうことがないように設計されているといえます。

Ruby IDEのこの機能に、あるRuby使いの方は、のけぞるように驚嘆していました(この瞬間を捕らえた写真があるので、お見せしたいところですが...)。どちらかというとジミメな機能のようですが、プロの心をくすぐるようです。

CodeGear Ruby IDE

ちなみに、冒頭に紹介したビデオでは、残念ながらまだ実際の画面をご覧いただくことはできません。開発途中ということで、画面ショットもまだあまり世に出ていないようです。いちおうこちら(↑)は、現時点で公開可の了解をもらった準オフィシャルショット。Macで動いてます。

hifujii

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プロフィール

藤井 等

藤井 等

エンバカデロ・テクノロジーズ勤務。
ボーランドの開発ツール事業分離発表を受け、数年ぶりにマーケティングに復帰し、2009年からは日本法人代表へ。
仕事に関連したソフトウェア開発やマーケティング、ビジネスに関する話題、週末には音楽の話題を。

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