「50代COBOL技術者募集」なんて求人広告を見て、昔話がしたくなりました
ITに強いビジネスライターの森川ミユキです。
今朝Facebookを見ていましたら、「50代COBOL技術者募集」なんていうリスキリングの真逆の求人広告(たぶんターゲッティング広告と思われます。というかFacebookは基本的にそればかりでしたね)が出ておました。
保守要員かもしれませんが、年齢的に見ると数年から長くて7、8年いてくれたらという感じなので、リファクタリングやリアーキテクティングのために現行のプログラムを解読する要員という気がします。
それはさておき、「COBOL」という単語を見て昔のことを思い出したのでした。
昔々のことですが、アセンブラのない「高級言語コンピューター」というものがありました。そのコンピューターを使っているお客様の開発プロジェクトに助っ人として呼ばれたことがあります。プロジェクトではCOBOLを使っておりました。当時の私は通信系のミドルソフトを開発するアセンブラ技術者でCOBOLが書けなかったのですが、通信系のソフトでビット操作が必要なので設計をしてくれと言われたんですね。
COBOLでどうやってビット操作をやるんだろうと思いながらも、とにかくそのコンピューターの技術説明書に則って設計しました。
プログラマーの外注さんがCOBOL職人といった方だったのですが、その方も最初は首を傾げていました。しかしマニュアルを隅から隅まで読むとあるんですね、そのコンピューター独自の拡張ですが、COBOLでビット操作する方法が(゚o゚;
ということで事なきを得たのですが、そんなプログラムをメンテさせられたらたまらんでしょうね。とっくの昔に動いていないとは思いますが。
COBOLって言語自体は簡単で、習得するのにそんなに時間はかからないのですが、さすがにビット操作は珍しいでしょうけど、COBOL職人が書いた「常人には意味不明のプログラム」がたくさんあるんでしょうね。
そういうプログラムがドキュメントもないまま塩漬けにされているのを、ようやくどうにかしようとなっているのだと想像します。
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