失敗から学ぼうと意識すると成功しない
ITに強いビジネスライターの森川滋之です。
失敗から学ぶことは大切なのですが、学ぼうと意識しすぎると成功しません。
なぜでしょうか?
確実にうまくいく方法を知っている人は誰もいません。うまくいくいかないは、基本的には確率の問題です(そうでなければインサイダーです)。
だから成功哲学として最も強調されていることは、「行動しよう」なのです。
ファーストリテイリングの柳井正さんの著書は『一勝九敗』。柳井さんで1勝9敗なら、我々凡人は1勝99敗ぐらいかもしれません。
いずれにしても失敗のほうが圧倒的に多いわけで、成功しようと思ったらとにかく試行するしかないのです。
そのうち何か1つぐらい当たる。その1つを10にも20にもしていく
――世界中の成功哲学を1行でまとめるとこんな感じではないでしょうか。
失敗から学ぼうと意識しすぎる人は、失敗したくない人だと言っていいでしょう。
早く成功したいから、失敗原因を分析し、次は失敗したくないと思う。ですが、また失敗する。そして落ち込み、そのうちやめる。
失敗原因を分析したぐらいで成功するのなら、誰でも成功します。
しょせん確率なのですから、試行回数が多いほうが、成功する回数も増えます。
身も蓋もない話ですが、本当にそうです。製薬業なんか、まさにそんな感じじゃないでしょうか。
それでも早く成功したい人は、同時並行でいろいろ失敗するのがいいのではないでしょうか。
あと、確率を上げる方法もあるのですから、それは試したほうがいいでしょう。ただ、おそらく勝率1%が5%になる程度。ほとんど失敗するのは変わりありません(でも5倍はすごいかな)。
ちなみに私は失敗から学ぼうと意識してしまう人間です。
最新のIT動向やITのビジネスへの応用について、経営者などビジネスパーソンに分かりやすく伝えることができるライターです。
最近注力しているテーマは、下記の通りです。
- デジタルマーケティング
- AI関係(機械学習、ディープラーニング、RPAなど)
- デジタルトランスフォーメーション(DX)、デジタライゼーション
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