フリーランスに関する意外な事実
ITに強いビジネスライター森川滋之です。おかげさまで最近はマーケティングもちょっぴりわかってきました。
厚労省さんがいろいろしでかしたせいで、景気がいいのか悪いかのさっぱりわからなくなっていますが、少なくともフリーランスは景気がいいようです。
最近はフリーランスの友人と疎遠なので、本当のことはよく分かりません。ですがブログ等を見る限り、仕事に困っている人はほとんどいません(ただ「セルフブランディング」と称して、景気よく見せかけている輩も多いので、注意が必要です)。
私はと言えば、仕事の単価も量も、昨年後半ぐらいから増えてきています。
私はフリーランス団体やSNSグループなどに一切所属しておらず、ランサースなどのクラウドソーシングも利用したことがありません。それでもこの状況ですから、少なくともIT系やビジネス系のライターは、需要に対して供給がまったく追いついていないのだと思われます。
なお別に自慢しているわけではなく、一匹狼なのは団体行動が苦手だからであり、クラウドソーシングを利用しないのはコンペになったときに負けるのが怖いからです。協調性に欠ける臆病者でも仕事が取れるということを、むしろ言いたいのです。
真面目な話、企業が本気でフリーランスを活用し始めていることを肌で感じます。あり得ない企業から直接契約の話が次々と入ってきています。
ところで友達もいない私ですが、他のフリーランスの人たちがどうしているのかは、やはり気にかかります。
それで、先ほどのことなのにキーワードはもう忘れたのですが、ググっていたら『フリーランス白書』というものがあることを知りました。
昨年の4月に発表されていたのですね。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうですが、ボーッと生きていても仕事がもらえる時代になったと言っていいでしょう。
さっそく拝読したところ、なかなか勉強になりました。
フリーランスを目指す方も、気がついたらなってしまっていた方も、必読の資料と思います。
厚労省さんのサイトに置いていますが、「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」さんという団体が作成しているようなので、おそらくデータは正しいのではないかと思います。
ちなみに、こちらの社団法人さんはこんなところです。
自分の名前で仕事をしたい人のためのインフラ&コミュニティ。「誰もが自律的なキャリアを築ける世の中へ」というビジョンを掲げ、年会費1万円で賠償責任保険や所得保障制度、各種優待が使えるベネフィットプランの提供や、多彩なイベント運営等を行う。
年会費1万円にしては、いろいろサービスしてくれるんですね。入ろうかな? でも除名されたら恥ずかしいのでやめておきます。
さてここまでが前置きなのですが(笑)、1つ意外な事実がありましたので、それを紹介して終わりたいと思います。もう少しの辛抱です。最後まで読んじゃってください。
自身の会社員時代と比べて、満足度や生産性、スキル/経験が向上し、人脈が拡がり、働く時間は減ったという人が多く
(前掲白書より。太字は筆者)
世間の人は、「働けども働けども収入が少なく、寝る間を惜しんで身を粉にして働いているのがフリーランス」というイメージを持たれていると思いますし、私も実はそう思っていました。
なので月間労働時間がとても短いことをささやかな自慢にしていたのですが、なあーんだ、みんなそうだったのかと気が抜けてしまった次第です。
あ。でも、身近にもっと上手(うわて)がいました。
私が年に2回ぐらい飲みに行く(つまり数少ない友人)、近所のフリーITコンサルタントは、午前中にちょっとだけ仕事をして、午後は遊び暮らしていると言っていたのを思い出しました。それで息子さんを私立大学に通わせているのだから立派なものです。
こういう人が実は多いと言うことなのかもしれませんね。
次回は、もっと前置きを短くするようがんばります。
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