独学でライターになるには
ITに強いビジネスライター森川滋之です。
私は若い頃、フリーライターになる方法は、出版社や広告代理店に勤めていた人がスピンアウトするか、雑誌等に寄稿していた人がそのままライターになるしかないと思い込んでいました。
いずれにしても、雑誌やパンフレットなどの制作に関わっていた人のキャリアパスの1つだと思っていたのです。
制作に関わりながらいろいろと学びつつ、仕事がもらえる人脈を作っていく――今もこれが主流なのかもしれませんが、ネットのおかげで、ビジネスの経験・実績があれば、まったく違うパスから独学でライターになることもできるようになりました。
不安定なのであまりお勧めできないライター業ではありますが、副業や定年後の小遣い稼ぎにやってみたいという方もおられるかもしれません。
ある程度しっかりした日本語の文章が書けるのなら、実に簡単になれますので、その方法をお話ししましょう。
なお、まだ若い方ではあれば、やはり出版社や広告代理店に潜り込むのが早道で確実で(ある程度)安心かと思います。
ネットの募集に申し込む
クラウドソーシングだと、1文字1円未満の仕事がたくさんありますが、これに手を染めるのはお勧めできません。ライターとしてのキャリアになりにくいからです。とはいえ、いきなり1文字10円以上の仕事に登録しても、実績がなければ仕事をもらえないでしょう。
実績を積む一番簡単な方法は、ネット上のライター募集に申し込むことです。ビジネスの実績があれば、ライターとしては初心者でも可という募集は、探せばけっこうあります。
特にIT関係の仕事をしている人であれば、かなり有利です。IT系のサイトはたくさんありますが、常にライター不足ですので。
私の経験では、全ての媒体で面談がありましたが、就職の面接のように「人事→現場マネージャー→役員」などという段階的選抜はなく、担当者に気に入られさえすれば、仕事はもらえます。
サイトを立ち上げて実績を載せていく
次はライターとしてのWebサイトを立ち上げることです(念のためですが、副業の場合、会社が副業禁止ならペンネームで)。
SEO対策のために、日記でもいいので、記事をどんどん追加していきましょう。
一番大事なのは実績ですので、自分の記事にリンクが張れるのであれば、どんどん張っていきましょう。とはいえ、匿名記事もたくさんあることでしょう。それは、それで隠すところは隠しながら、どんどん載せていきましょう。
ちなみに私の場合、この数年の新規顧客は、1社を除いて全てネットからの問い合わせです。
当然SEOやWebでの広告の作り方の知識などが必要になりますが、それはこの記事の範囲を超えます。良書がたくさんありますから、ご自身で勉強なさってください。
SEOはともかくWeb広告の書き方などは、今のライターには必須の知識ですから、これは応募する前に勉強しておきましょう(SEOについても知っているほうが仕事は増えます)。
本気で取り組むなら難しいことは何もありません。ただいきなり専業というのは責任を持てません。副業で稼げるようになることをまず目指しましょう。定年退職後でもメインは別の仕事をお勧めします。
最新のIT動向やITのビジネスへの応用について、経営者などビジネスパーソンに分かりやすく伝えることができるライターです。
最近いただく主なテーマは下記の通りです。
- AI関係(機械学習、ディープラーニング、RPAなど)
- デジタルトランスフォーメーション(DX)、デジタライゼーション
- デジタルマーケティング
- ビッグデータとアナリティクス(BI、BAなど)
- 製造関連ICT(IoT、自動運転、予防保守、スマート工場など) など
大手SI企業の基盤&ネットワーク技術者でしたので、インフラ&システム運用関係のテーマにも対応できます(クラウド、データセンター、バックアップ、レプリケーション、HCI等々)。
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