ITの民主化は進展したなあと・・・
ITに強いビジネスライターの森川滋之です。
先日、ある地方都市の中小IT企業の経営者を取材しました。還暦を数年前に迎えた方です。
地方都市・中小・60代ということで、古めかしい、あるいは抽象的なシステム論を聞かされるのではないかと思い込んでいました。
侮る気持ちはもちろんありませんが、思い込み、いや偏見がありました。十分反省しております。
あまり詳しいことは書けないのですが、昔IBMやDECといった企業でバリバリにコーディングしていた方ではないのです。様々なキャリアを経験しながら、10年前ぐらいにIT企業を立ち上げた方です。なので現役のITエンジニアだとは思っていませんでした。
ところが、現役バリバリもいいところ。
言語はJavaScript(node.js)、DBはMongoDB、REST APIを使いこなして、業務用のWebアプリをガンガン開発しているのだそうです( ̄□ ̄;!!
好きでやっておられるのだそうで、気づけば夜中の2時などということはしばしば。
まいりました!
ですが、私も昔はガンガン開発していましたので、システム開発自体がやりやすくなったというのも想像できるのです。
「AIの民主化」とか「アナリティクスの民主化」などという言葉をよく聞きます。民主化とは「誰もが使えるようになる」ぐらいの意味で使われています(おそらくは、仕様決定にユーザーも参加できるという意味合いもあるのでしょうけれど)。
意欲さえあれば何歳になっても、最新のWebアプリが作れる時代が来たということなんですね(とはいえ能力も必要でしょうけれど)。
そんな時代ですから、コーディングはしなくても構いませんが、「ITは分からない」などと言っている経営者はどんどん淘汰されていくことでしょう。
経営者だけでなく、ITが分からないリーダーのためにどれだけの人(開発者も利用者も)が苦しみ、どれだけの無駄なコストが使われているかを思えば、それはいいことだと私は思います。
最新のIT動向やITのビジネスへの応用について、経営者などビジネスパーソンに分かりやすく伝えることができるライターです。
最近いただく主なテーマは下記の通りです。
- AI関係(機械学習、ディープラーニング、RPAなど)
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