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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

何もかも良いのにつぶれる飲み屋の謎

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謎解きはなく、結論も芳しくないのですが、ビジネスを甘く見ている人には教訓になるかもしれません。

 

● 本当に理由が分からない

 

我が家の近所には、出す店出す店が数年でつぶれてしまう恐ろしい場所が、僕の知る限り3ヵ所あります。

立地はどこもとてもよく、駅から徒歩1~3分です。周囲は、住宅が立ち並んでいます。

住宅街だから飲みに行かないということはなく、流行っている店は場所や曜日に関係なく、いつもほぼ満員です。

酒飲みが多い町なんです。冬以外では、公園で朝から飲んでいるお年寄りがいっぱいいますし、僕の大好きな店は4時半開店なんですが、その時間に行くともう常連でいっぱいです。花見の時期は、桜が咲いていようが散っていようが、みんな講演で飲んでいます。

なのに、先月も一店つぶれました。このAという店に関しては、本当に理由が分かりません。

Aは隣駅にある店の2号店でした。1号店も駅に近く、昔も今も流行っています。

Aのあった場所は、駅から徒歩2分程度。近くにコンビニやスーパーもあり、明るい安全な、とても分かりやすい場所と言っていいでしょう。

Aの料理は1号店と、味も値段もまったく同じ。特に凝った料理はなく、値段が安いのがウリの店です。だいたい1人2千円ぐらいで済みます。

店員の態度も普通に良かった。注文の対応も早いし、お酒も料理もすぐに出てきます。オーナーは同じで隣駅です。スタッフに問題があれば、すぐに入れ替えなどの手を打ったと思います。

店内は清潔で広く、1号店よりも動線(店員が動き回るときの使い勝手といえばいいでしょうか)はむしろいいと思います。ただ、業態に合った広さがあります。それも、流行っている1号店とほぼ一緒でした。

開店当初は割引もあり、なかなか入れないぐらいの盛況でした。僕は1号店にたまに飲みにいっていたので、近所に2号店ができたことを素直に喜んでいました。

ところが、開店キャンペーンが終わってから徐々に客が減り始め、数ヶ月でいつ行っても客がほとんどいない状況になりました。

僕は、客が減ってからもたまに飲みに行っていましたが、何が悪いのかさっぱり分かりませんでした。

ただ、飲食店というのは勢いが衰えるとどんどん悪いオーラのようなものが出てきて、客が寄り付かなくなります。そのうちつぶれるだろうなあと思ったら案の定でした。

 

● 人真似などしても・・・

 

同じ場所でつぶれた店の中には、明らかにうまくいかないだろうなと思う店もありました。

しかし、基本的にはAのような店が多いのです。

同じ場所ですから立地はよく、価格はリーズナブルで、味はレベル以上で、接客態度も少なくとも悪くはない。なのに、数年でつぶれてしまう。

一方、僕が今の地に引っ越してから14年近くになりますが、これらより劣ると思われる店なのに、ぜんぜんつぶれる気配のない店もたくさんあります。たぶん常連がいるのでしょう。

大事なのはリピーターということで、何らかの原因で、つぶれた店には熱心なリピーターがつかなかっただけということになります。

結論はそうなのですが、同じオーナーが、環境はほとんど変わらない隣駅で同じサービスで繁盛店を経営しているわけですから、商売というものはつくづく分かりません。

この謎を解くのは宿題にしたいと思います。たぶん成功しているチェーン店のオーナーに取材すれば、このような経験をしている人がいると思うので、理由も解決策も知っているのではないでしょうか。

ここで取り急ぎ言っておきたいのは、同じ人でもこうなのだから、ましてや成功者の話を聞いても成功しない人は成功しないという身も蓋もないことです。しかし、「高い授業料」を払って失敗している人は後を絶ちません。

それよりは、自分の周りを観察して、目的意識をもって人の話を聞きに行くのが一番だと思います。

 

※facebookで同じ話を議論していたところ、店長次第という説が。それが今のところ一番ありそうなことです。まあ、いつになるかは分かりませんが、取材して結論を出したいと思います。ただ、同じ場所というのは気になるな。風水とかはまったく信じていないのですが・・・。

 

 

記事に共感した方は、ぜひ下記のサイトにもお立ち寄りください。

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Comment(1)

コメント

ks

立地の影響は大きいはずです。
証明する術もありませんが、地下水脈で磁場が狂っている
とかだとなるほどと思えますね。

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