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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【自分軸】まずは強みを見つける

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自分軸ナビゲーターの森川滋之です。

私の提唱する自分軸というのは、<「誰に・何を・なぜ」提供するかを言語化>するというものです。

たかだかこんなことで人生うまく行くようになった人が何人もいます。

ですが、じゃあ、<「誰に・何を・なぜ」提供するかを言語化>してみてくださいと言っても、できる人はあまりいません。

私は、自分軸発見ワークショップというのを昨年から7回ほどやってみました。その結果、見つけるコツが分かってきました。

何回かにわたって、そのコツについて書いていこうと思います。

 

● まずは強みを見つける

いきなり「誰に・何を・なぜ」を言葉にしようと思っても結構難しいのは、すでに書いたとおりです。

いくつか準備作業が必要となります。

その準備作業の中でももっとも重要なのが、自分の強みを見つけるということです。

まずは自分の強みを10個書いてみてください。

何だっていいのです。履歴書に書くわけではないので、自分でそう思うということで構いません。

たとえばこんなので十分です。

  • 15年以上○○業界で働いていて業界のことに詳しい
  • 夫婦仲がいい
  • 飼い犬がかわいいと通りすがりの人から言われる
  • ものすごい挫折を味わったので大抵のことは平気
  • とにかく書くのが速い
  • 昼寝が得意
  • 酒が強い
  • 年配者に気に入られる
  • 子どもに好かれる
  • 本を年200冊ぐらい読める

なお、以上が私のことかどうかは内緒です。

 

● どうしても見つけられないときは

さて、上のようなものならば、ほとんどの人は20も30も出てきます。

しかし、理想像が高いのか、中には頑張っても5つぐらいしか出てこない人がいます。

そういう人は短所を聞くとたくさん出てくるようなので、それをひっくり返しましょう。

(例)

  • 暗い → 落ち着いている
  • 優柔不断 → 慎重
  • 心配性 → ケアレスミスが少ない
  • わがまま → 自分らしさを大切にする
  • 音痴 → どんな歌もオリジナルにしてしまう

中にはこじつけのようなものもありますが、こういうことを普段からやっていると頭の体操にもなるし、何よりも性格がポジティブになる――かもしれません。

 

● 人に聞くのが一番

長所を挙げてもらうのには実は意味があって、自分のことを考えるときには準備として、最初に気分を上げておいたほうがいいからです。

たくさん挙がって気分が良くなったら、今度は人に聞いてみましょう。

聞く相手を選ぶ際には、自分の仕事ぶりを知っている人がいいと思います。

最低5人、できれば10人ぐらいに聞くのがいいでしょう。

私はやってみたことがあります。最近1年以内に仕事を一緒にやった人約10名に電話をかけて、「僕のいいところを教えてほしい」と聞きました。

全員が同じことを言ったのが印象的でした。そのときに聞いたことは今でも覚えていて、自分のコアな強みとして刻み込まれています。

実は、その半年後ぐらいに、ちょっと仕事がうまくいかない時期があって、今度はダメなところを同じ人たちに聞いてみたことがあります。「絶対に不機嫌になったりしないから、率直に自分のダメなところを教えてほしい」と言いました。みなさん、いろいろと教えてくれたのですが、今ではさっぱり忘れました。

どうもダメなところに目を向けてもうまくいかないし、また忘れてしまうようです。

 

今回はノウハウとしては大したことは書いていませんが、こういうことを実際にやる人は珍しいと思います。自分の軸を作りたいと思うのであれば、まずはやってみることをお勧めします。

 

とはいえ、やっぱり自分の強みが良くわからないという人はいると思います。あるいはやってみたがしっくりこないという人も。次回は、そんな人はどうしたらいいのかを考えてみましょう。

 

【追記】2013年7月2日

その後大幅なコンテンツの見直しをしまして、ステップメールにまとめなおしました。

興味のある方はこちらへ
⇒  http://blogs.bizmakoto.jp/toppakoh/entry/16457.html

記事に共感した方は、ぜひ下記のサイトにもお立ち寄りください。

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