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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【電子書籍うろうろ(5)】青空⇒EPUB⇒mobiで行くことに

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今回から、Kindleに「縦書き文書」を置くということにチャレンジする(「縦書き文書」というのは、ただ文字が縦に並んでいるだけではなく、ページめくりも右から左へ進んでいくというものを言う)。

そこでいつものようにネットを調べていたら(とにかく金を使わないというのがこのシリーズの方針)、こういう記事が見つかった。

▼Amazon、KindleでEPUBをサポートへ――大手出版社に通告
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1105/19/news031.html

「おお!とうとう来たか」と思って、さっそく見に行ったのだが......。

2011年5月19日の記事だった。

いまだにサポートされていませんぜ(注)。

もう一つ。これは紹介しておいたほうがいいだろう。

日本語縦書きKindle本の作成手順

電子書籍で100円です。僕の不正確な情報ではなく、もっときちっとした情報がほしいという方に紹介しておく。ただし、以降書きづらくなるので、僕自身は読んでいない。自己責任でお買い上げいただきたい。

この本の営業妨害になりかねない記事なので、後ろめたさがあります。それで、紹介する次第。これから電子書籍を売っていこうという人は、「同志」だと僕は思っているので、応援したいという気持ちもある。

(注)パーソナル・ドキュメントはEPUBに対応していないが、KDP(Kindleダイレクトパブリッシング)という発行者サイトではサポートされていると後日判明しました。申し訳ありません<(_ _)>
http://blogs.bizmakoto.jp/toppakoh/entry/7511.html

 

■ 今回は方針だけ

さて、前回Kindle用の縦書き本を作る方法として、2つありそうだと書いた。

  • 『人間失格』のように青空文庫形式にする
  • EPUB、HTML5など縦書きに対応しているフォーマットで作成し、KindleGenコマンドで変換する(これが冒頭に書いたEPUBをKindle形式に変換する方法だ)

よくよく調べると、これは一つの流れに集約できることが分かった(下図)。

2013020801.png

もちろん、青空文庫形式のファイルを作らずに、最初からEPUB形式で文書を作成してもいいのだが、以下の理由で上図のやり方を(最初に試してみる方法として)採用することにした(この方針はのちにあまり良くなかったと判明する)。

  • WYSIWYGで縦書きに対応しているフリーのEPUBエディタがないのでハードルが高い(ご存知の方がいたらご教示ください)
  • 青空文庫形式もWYSIWYGではなく手作業で編集するものだが、縦書きに特化しているので、初学者には習得しやすい(EPUBやHTML5は機能が豊富な分、習得に時間がかかる)
  • 青空文庫形式が、この先すぐになくなってしまうとは考えづらい(蓄積が豊富なため)ので、勉強が無駄にならない

■ 著者志向か編集者志向かで考えればよいのでは

この辺は考え方である。国内ローカルの青空文庫形式は学ばすに、今後の国際標準であるEPUBかHTML5から勉強するというのも一つの見識だろう。編集サイドの人は、そちらが正解かもしれない。

僕は、著者志向なので、編集技術のほうにはあまり深入りしたくない。そこで、習得しやすい青空文庫形式を学習することを選択することにした。

なお、青空文庫形式をKindleで読みやすいPDFに変換する、青空キンドル青Pというツールもある。青空文庫形式のファイルを作ったら、どちらか一方でも試してみようと思っている。

こちらを採用しなかった理由は、Kindleが「近い将来」EPUBをサポートする可能性があるからだ。だったら、いまから何らかの形でEPUB形式で作る方法をマスターしておいたほうがいい。

以下に、今回の方針を決めるにあたって参照した記事の一覧を挙げておく。

実践は次回から。

※これなどすごい。β版の公開日が2013年2月7日、つまりこの記事を書いた前日だ。電子出版の世界は日々進歩していることを実感する。

つづく

このシリーズは、電子書籍で収入を得たいと考えている筆者が、電子書籍のまったくの初心者からはじめて、電子書籍を売るようになる(予定)までを、ほぼリアルタイムで記述していこうという趣旨のものである。電子書籍の専門家がレクチャーしているものではないので、ところどころ不正確なところはあるが(勘違いは回を追うごとに修正)、筆者自身が実際に試したことを書いている。同じような目的を持った方や、ドキュメンタリーとして楽しみたい方に向けたものだ。また、新しいスキルを習得するための方法論を知りたい方の参考にもなるかもしれない。

記事に共感した方は、ぜひ下記のサイトにもお立ち寄りください。

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