12月15日 並み足~日本はずっと問題山積み(#571)
高度経済成長期が10数年前と言いますから、1970年代の発言と思われます。
日本が所得倍増だとやっていたころに、あるアメリカ人が、そんなスピードで走っていたら、息が続かず、悪くすると心臓麻痺になると心配していた。これは個人でも国家でも同じことだ。
かけ足がダメなら、速足か? これも疲れがたまるだろう。もっとも好ましいのは"並み足"だ。普通の歩き方で、たゆまず進んでいくのがいい。
松下幸之助さんは以上のように言います。
先日、自分の商売を鮮明にする必要が出てきたので、HPを改装しました。
私は2005年に独立しましたが、しばらく常駐のコンサルタントという会社員とあまり変わらない暮らしをしていました。本格的に自分で営業し始めたのは2008年からです。
"並み足"どころか、休み休みの歩みでしたが、かき集めると意外と実績があるものです。なんだかさぼっているようでいろいろやってきたんだなあと感慨深いものがありました。
無理をしてこなかったのがよかったのでしょう。今後は、休憩時間をもうちょっと少なめにとは思いますが、それで十分。
さて、松下さん、こんなことも付け加えています。
実際の日本経済はどうだったのか。残念ながら、経済の膨張ということだけが、それもかけ足のスピードで進んでしまって、教育とか政治とか、社会の施設とか外交とかが、それについていかなかった。止まったままという面さえある。そこに、日本が経済大国といわれるまで成長しながら、いろいろ弱体な面が生じてきた要因があると思う。(『松下幸之助 成功の金言365』)
1970年代においてもこんな感じでした。30年以上経っていますが、私の実感では「止まったまま」どころか、どんどん悪くなっている気さえします。
ただ、過去にも良かった時代なんてなかったんだという気づきにもなりました。
今日の一言)無理をせずゆっくりやっていても実績はできる。
本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
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1回の募集人数が少ないこともありますが、常に2回分満席になっています。
平日の昼間に、場所も横浜なのに、です。
求められていることをやっているからと言わせていただいてもいいのかな、と最近思い始めました。
2012年2月29日(水)分の受付をはじめました。