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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

11月17日 長所に七分、短所に三分~みんなナイーブ・・・(#543)

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長所に七分、短所に三分という目の向け方をしよう、と松下幸之助さんは言います。

これは、他人を見るときの話になっていますが、自分に対してもそのぐらいがいいように思います。

さて最近は、長所を伸ばそうとか、相手のいいところだけを見ようとか、そのように言われることが多い(これらは自分に対してもです)。

しかし、長所だけ、強みだけ、というのは、やはり極端だと思うのです。

短期間に成長しようと思う場合は、短所や弱みを克服するほうがずっと楽。これは受験勉強を経験した人にはうなずける話だと思います。

受験勉強なんか役に立たないという人は多いし、学歴や偏差値と社会での成功はそれほど強い相関関係はありません(実感として)。それでも、受験勉強という機会がなければ一生知らなかったことも多い。最近は面接試験も多いと聞いていますが、そうなると面接のマナーなども受験勉強を通して学ぶわけです。

なので、部下や後輩に対して、「それは直したほうがいいよ」というアドバイスもありだと思うのです。人格攻撃は論外だけど、ちょっとしたマナーの話程度なら言うべきときもあるでしょう。

ところが、どうも最近はこのようなことが禁句になっています。アドバイス自体がいけないとさえ言われる。

たしかに、自分の能力を顕示しようという意図のアドバイスは、意識的であれ、無意識的であれ、反発がされて効果がなくなることが多い。

アドバイスする側の態度・姿勢も重要です。

でも私はもっと問題だと思うのは、言われる側(つまり我々みんなです)が、ちょっとしたことで傷つくようになっている、ということ。

私も人のことは言えないぐらい、ナイーブで傷つきやすい。だからこそ、長所に七分、短所に三分という松下さんの言葉を知って、身につまされるとともに、反省している次第です。

今日の一言)長所に七分、短所に三分、相手にも、自分にも。

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見込み客には会えるのに、なかなか提案や見積に進めない営業マンっていますよね?

ほとんどの場合、初回訪問で持っていく商談ツールに問題があるようです。

まさかとは思いますが、会社から与えられた商品パンフレットなんかで説明してはいないですよね?

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

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