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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

9月9日 経営は生きた総合芸術~過程を評価して欲しい、なんて部下はだまらせよう!(#474)

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経営は生きた総合芸術である、と松下幸之助さんはいいます。

いろいろな部門が関連しながら、日々生成発展していく、その過程が芸術だ、というのです。

外部、内部の様々な環境の変化を観察、分析して、次の手を打つ。そのようなことが過程として組み込まれていると、経営は芸術の域に達すると言っているのだと思います。

さて、世の中には、結果でなく過程を評価して欲しいというような人間がいます。

あなたの部下にもいるかもしれません。

これを言っちゃあおしまい、かもしれませんが、学校であってもムダな努力が評価されることはほとんどありません。

いわんや社会においてをや、です。

結果を出した努力。これはもちろん褒められるべきだし、実際褒められてもいるでしょう。

では、結果が出ていない努力はどうでしょう。

結果が出ていないから、ムダではないのです。

たとえ結果が出ていなくても、それが次につながることであったり、本人は結果が出なかったが、周りを動かして、チーム全体では結果が出たというのであれば、これは褒めなければいけません。

そして、こういうことこそ、過程を褒めるということなのです。次につながることや周りに好影響を与えること、これらをやっているかどうかが褒めるか褒めないかの判断基準となります。

過程を褒めてくれなどととのたまう人間は、このことが分かっておらず、ムダな努力を褒めろと言っていることがほとんどです。こういう人間は、だまらせることです。

今日の一言)次につながることや周りに好影響を与えることをやっている人を探し出して褒めよう。

 

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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。

8月ももう終わりですね。残り3分の1、がんばってやり遂げます。

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