9月4日 初めに発想と言葉あり~責任委譲でも民主主義でもなく(#469)
経営者、指導者は、発想と目標設定を任せてはいけない。具体的なやり方を考えてもらえ――松下幸之助さんはこのように言います。
発想や目標設定の部分も部下に任せて、権限委譲だと言っているリーダーがいますが、それでは責任を取ることはできません。発案は自分がやらないと責任は取れないからです。このような「権限委譲」は、最終的には必ず責任委譲となってしまいます。
また、方針をみんなで決めましょうというリーダーもいますが、そういう似非民主主義も責任の所在がはっきりしなくなります。こちらは責任委譲というよりも、責任分配でしょうか。
私自身、試行錯誤する中で、責任委譲も責任分配もやってしまいました。そして、チームを崩壊させてしまいました。
逆に、自らの発案で方針を決め、やり方は任せるとしたときもありました。このときは、チームは調子よく、メンバーのモチベーションもずっと高かったようです。
メンバーは、リーダーに意思決定と責任感を求めているのです。民主主義を求めているわけではない。意思決定や責任を委譲されたり、分配されたりしても困ってしまいます。
今日の一言)会社で、似非民主主義をやってもしようがない。
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本年の一日一言は、『松下幸之助 成功の金言365』を毎日1ページずつ読んで、自問自答するという趣向です。
8月ももう終わりですね。残り3分の1、がんばってやり遂げます。
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