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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

やる気がでないときに自分軸は有効か?

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暴飲暴食がたたって、胃潰瘍か十二指腸潰瘍になりかけているようです(涙)。

腹痛や膨満感というのは、人からやる気を奪うには十分な理由になります。薬が効いてきても、あまりやる気が出てこないのは、自分自身に問題があると言えますが・・・。

ということで、ここ数日やる気が起きず、一瞬復活するのですが、しばらくするとまたやる気がしぼむ。挙句の果てに眠くなり、昼寝をしては、またやる気がなくなる(本当はリフレッシュのために昼寝はするものなのに)。

さては、鬱病の前駆症状!?

などと思うぐらいやる気がなかったのですが、そういえば知人が「自分軸を見直したら元気になり、仕事もうまく動きはじめた」と言っていたことを思い出し、自分でもやってみようと思いました。

考えたら、ぼく自身がいつも人に勧めていることでした。しかし、自分のこととなるとなかなか・・・(苦笑)。

●文章講座でもやってみるか

どうせ自分軸を考えるのであれば、新規事業で考えてみることにしました。

新規事業の自分軸を考える際には、とにかく何でもいいので自分のやりたいことを挙げてみます。

で、自分ではうまく行くのではないかと思えるようになるまで考えてみます。

さて、何がやりたいか。

実は以前、出版セミナーをやっていたのですが、その参加者から、たまに相談があります。今回の相談者は女性でした。

相談内容を見ていると、女性向けのライティング講座ができそうな気がしてきました。これは面白いかもと思いました。

●「誰に」はいそうな人で、なおかつ自分が役に立てそうな人

15分ぐらいで、「女性向けライティング講座」の「自分軸」を考えてみました。

2010052001.gif

▲女性向けライティング講座の自分軸(クリックすると拡大図が出ます)

どういう女性が、ライティング講座に行くのか、勝手に想像したのが、「誰に」です。

文書を書くのが大好きで、会社勤めにあまり夢が持てない女性――うーん、いそうな気がします。

これ以外は、自分が教えられそうなことから考えました。

●「何を」はぼくがやっても2段階

「何を」の部分に注目してください。

最初に浮んだのは、上の4つです。三分の一ぐらい顧客価値も混ざっていますが、やっぱり商品価値です。

提唱者であり、自分軸ファシリエーターでもあるぼくがやっても、こうなります。

予想通りなので、「なぜに」に進みました。

●一度でいいから女性にモテてみたい!?

やる気が出したくて自分軸を考えているわけなので、得意なことを中心に「なぜ」を考えてみました。

書くのが得意だから、また出版の喜びも味わっているから、というのが主な理由です。

ここから、「出版を実現した喜びと誇り」という顧客価値が出てきました。

しかし、それならなぜ女性向けなのか。

自分の心に向き合ってみた結果、一度ぐらい女性にモテてみたいという邪(よこしま)な、だからこそ原動力になりうる答えが出てきました(笑)。

この記事を、妻に見られても構わないのか?

いや、だいたい答えは予想がつきます。「あなたは、女のおそろしさをまだ知らない」と言われるに決まっています(爆)。

まあ、でも、ワクワクするのは事実ですね(笑)。

●ということでやる気が出た

「誰に」「何を」「なぜ」を取りまとめて出てきたのが、図の右上の自分軸。なんだか、頑張れば成功しそうな気がします。

なのでこの事業、(欲望はオブラートに隠すとして、ってここに書いていますが)ためしにやってみようかと思います。とりあえず小さなセミナーを一回企画してみます。

自分軸で元気ややる気が出るというのは本当でした!

今までのブログの中でも一番楽しく書けましたし。

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