飛行機のファーストクラスは、なぜ高いのか
アホみたいなタイトルですみません。
ここのところ、東京と沖縄を行き来する機会が多いので、たまーに(自分の意志とは関係なく)ファーストクラスになってしまうことがあります。実に快適ですね。
まず、JALの東京、羽田空港から沖縄の那覇空港までの料金を見てみましょう。
11月11日で見てみます。
ファーストクラスは、時間帯に関係なく75,303円です。予約すると、ここに空港使用料が加算されますが、まず航空券は75,303円。
そして、エコノミークラスは、一番安いスペシャルセイバー(なかなか予約が難しいですが)で、18,440円です。なんと、ファーストクラスの4分の1程度。安いですね。
さて、では、ファーストクラスとエコノミークラスは、なぜそんなに差があるのか。そんな差額を払ってでも、ファーストクラスに価値があるのか。エコノミークラスは、なぜ18,000円ほどで、沖縄まで運んでもらえるのか。
これは、アーティストのライブやコンサートにも通ずることですね。例えば、僕が好きなアーティスト、GACKTさんの2026年のライブでは、
指定席 10,000円
プラチナム指定席 30,000円
ダイヤモンド指定席 60,000円
となっています。もちろん、座席が前のほうとかありますが、それぞれには特別サービスがあります。その内容は、ここでは関係ないので割愛しますが。
飛行機に戻りますと、まず飛行機を1機飛ばす費用は一定です。各空港の駐機料。飛行機なので駐車ではなく駐機。そして燃料、さらに人件費。食事や飲み物は、全体からすればわずかですが、もちろんコストはかかります。
しかし、もしこれが、ファーストクラス、JALなのでクラスJなどを無くしてしまうと、エコノミークラスの人は、18,000円で沖縄に行くことはできません。
ファーストクラスというグレードによる、ステイタス、そしてバリューを生み出すことで、そこにある一定のお客さんを集めることで、エコノミークラスを安価に使いやすくしているわけですね。
つまり、高いファーストクラスがないと、エコノミークラスは、この価格では利用できない、ということですよね。
ちなみに、ファーストクラスとエコノミークラスのサービスの違いは、
・離陸前から飲み物のサービス
・羽田ー那覇間で1回の食事
・シャンパンやビールなどの飲み物(何回でも)
・登場時の優先搭乗
・空港でのラウンジ利用
といったことがあります。
それを価値と捉えるか、「いやいや、たった2時間ほどだから良いよ」と考えるかは、人それぞれ。(まあ、会社の金だから、と使っている中間管理職もいるでしょうけど)
具体的なことは避けますが、「バリュー」を生み出すことは重要だな、と感じた今日この頃でした。