ミシュランと食べログ、どちらを信頼しますか?あるいは?
僕自身、飲食店はなかなか冒険をしない性格です。なので、ついつい「いつものお店」に行ってしまいます。常連と呼ばれることもありますが、冒険しない性格の裏返しなんですよね。
一方で、初めて行く場所、あるいは地域では、食べログを参考にしています。もちろん、食べログはビジネスとして運営されているので、「公式」と書かれている、飲食店が会員の場合には、あまりに酷い口調で書かれたものは、非表示にされるので、すべての意見が反映されているとは言い難いものではあります。
ですが、Googleマップの「クチコミ」は、何も書かずに星一つとか、「行ったら臨時休業だった」という理由で星一つとか(苦笑)、これを真に受けてしまうことはできないですが。
話が逸れましたが、僕自身はかなり食べログを参考にしています。まあ、星はあまり気にしていませんが。
一方で、権威ある、とされているような、ミシュラン。「匿名調査員」とは誰なのか。少人数の意見で決められたものを、信頼できるのか。こんな記事がありました。
「知らぜらるミシュランの厳しさと調査員の正体」(AGREVO HEALTH FOODS)
匿名調査員は、全員が特殊訓練を受けたミシュランの社員です。一般のお客様に紛れ世界中の飲食店に足を運んでいます。フルタイムの仕事として一週間に10食以上も調査をするという予想以上にハードなお仕事です。 調査員になるには、5~10年ホテルやレストラン業界を経験し、数か月間フランスで世界統一の評価基準で調査・評価できるよう厳しいトレーニングを受けるそうです。その後は先輩調査員の指導のもとで経験を積みます。特殊訓練を乗りこえた限られた人だけが、ミシュランの調査員になれるのです。 そして、身近な家族だけがその職業を知り、友人には職業を偽っているそうです。
なるほど。厳密な評価がなされていそうですが、見方次第では、「フランスの厳しいトレーニングを受けた人が、和食や中華を正しく評価できるんだろうか」と思ってしまう人がいても不思議ではなさそうです。
まあ、ミシュランの星を取ったお店は、なかなか予約が取れないとか、価格的にも我々庶民は支払えない値段とか、そういうこともありそうなので、僕個人的には参考にしたことがないです。
余談ですが、2007年にミシュランのガイドブックが日本で展開を始めたとき、表参道ヒルズで大々的なイベントがあったのですが、そこに10名のブロガーが呼ばれました。ほとんどはグルメブロガーみたいな方だったのですが、僕もその10名の中に招待いただきました。
その際に、本家ミシュランのフランス人社長が、我々ブロガーに挨拶に来てくださり、グルメブロガーの方々がご自身のブログをアピールされていました。
僕はそういうブログを書いていないので、黙って離れていたら、そのミシュランの社長が来てくださり、英語で「あなたはどんなブログを書いているのか?」と聞いてきたので、僕はグルメブロガーではない、IT方面だ、ということをお話しながら、しかし「僕はミシュランのタイヤが好きで、このモデルが・・・」ということを話し出すと、ミシュランの社長は「日本に来て、そういう話ができるとは思わなかった。私は、もともとタイヤメーカーの社長で、長年ミシュランにいるんだ」ということで、30分間ほどタイヤの話で盛り上がったのはいい思いです。