一流大学を出るメリットはどうなった?バリューは?
僕が前々から注目している、世界大学ランキング。2023年版が発表になっています。
「【2023年版最新】世界大学ランキング発表 日本の順位とアジアの勢いは?」(ELEMINIST)
僕が注目するようになった2002年頃は、日本のトップ大学である東京大学は、世界で10位でした。現在、世界大学ランキングはいくつかありますが、いずれも日本の大学のランキングは高くない状況です。
本ランキングの調査基準は、
【教育・学習環境 30%】
・評判調査:15%
・教職員対学生の比率:4.5%
・学士号と博士号の取得者比率:2.25%
・博士号取得者と教職員の比率:6%
・教育機関の収入:2.25%
【研究 30%】
・評判調査:18%
・研究収入:6%
・研究生産性:6%
【論文の被引用数(研究の影響) 30%】
【国際的な展望(国際性) 7.5%】
・留学生の割合:2.5%
・外国人教員数の割合:2.5%
・国際協力:2.5%
【業界収入 2.5%】
となっています。
日本の大学の論文は英語じゃないから低いんだ、という人もいますが、そこだけではなさそうな。むしろ、国際性の不足のほうが目立つ気もしています。
一方で、一流大学をゴールとした中学受験は、どんどん熾烈になってきている。これってどうなんだろう、とか考えてしまいました。
僕の地元では、少子化にも関わらず、進学塾が増えています。進学塾の費用は、家庭の生活費を圧迫する金額が設定されていることが多いようです。
この記事によると、中学一年生で11万円以上、公立の中学三年生では31万円以上だそうです。加えて、個別指導の夏期講座とか、正月の集中講座などでは、びっくりするくらいの金額を言われることも多い。(実経験)
もちろん、子育てに「費用対効果」などを考えるべきではありませんが、本人の視点で考えた場合に、その努力に見合うものなのか、なんて考えてしまいました。
僕が前職の頃の2006年には、日本の大学数は740校でしたが、2022年は790校だそうです。どういう大学を選ぶべきか。あるいは、日本の大学でいいのか。これから進学する人たちの選択肢は、どうなっていくべきなのか、なんて考えてしまった今日この頃です。