「仕事は完結するまで終わらない」というお話
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「仕事は完結するまで終わらない」
まあ、普通に考えて当たり前のことだと思います。仕事というものは、完結か、未完か、のどちらかです。
ところが、世の中には「中間地点」で一段落だと考えてしまう人がいるようです。もちろん、仕事、業務、作業規模によっては、一日で終わらないものも多数ありますし、1ヶ月さえ超すものもたくさんあります。
しかし、「終わっていない」ものは、終わっていないのであって、未完了であることに違いないわけです。極端な言い方をすると、未着手と5%進捗と、70%進捗は、すべて「未完了」であるわけです。分かりやすく例えると、車を作っていたとして、最後まで出来上がらない限りは走れないわけです。タイヤが付いていても、車検を通らないと走らせるわけにはいきません。車検を通してこそ「完成」であるわけです。
これは製品に限ったことではないですよね。サービスでも同じですし、ソフトウェア開発でも同じです。使えない時点では、未完了であるわけです。調理中のお料理は未完成ですし、揚げる前の天ぷらは食べられません。出来上がり、お皿に盛り付けられてようやく商品です。
ブラック企業という言葉が普通に使われるようになり、残業は悪である、という風潮は否定しません。しかし、終わっていない仕事は終わっていないのであり、どこで完了なのか、どこで完結なのか、を認識する必要がある、と感じている今日この頃です。
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