2024年問題、僕たちが出来るのは再配達撲滅だ
2024年問題。大きく報道されているような、そうでもないような。世間には、さほど浸透していない気がしていますが、実は大問題です。僕たちが気軽に利用している通販の荷物が、今まで通りには到着しなくなる可能性が高いんです。
「"荷物の3割が届かない" 衝撃の予測は現実になるのか?」(NHK)
物流業界の「2024年問題」。その要因が、来年4月から施行されるトラックドライバーの時間外労働の規制強化です。
トラックドライバーさんの時間外労働に、法的に制限がかかるということで、ドライバーのみなさんの労働負荷が軽減されるということですが、一方で僕たちの荷物を運んでいただく、というところが、今までのように「翌日」とか「翌々日」という短期間で配達していただくことは困難になるということですね。
また、長距離運転を一人で輸送できていたところが、二人体制でないといけなくなる、というところもありますので、配送費用も上がることが想像できます。
そんな中で、僕たちが出来ることは「再配達」を無くすことです。日付のみならず、時間まで指定しておきながら留守にする。宅配ボックスもなければ、再配達をしていただくことに悪気もない、ということが問題視されています。
さすがに、国土交通省からも注意喚起が出ています。
「宅配便の再配達削減に向けて」(国土交通省)
また、国民生活センターからも、再配達の問題が発表されています。
「宅配便の再配達をめぐる現状と問題」(国民生活センター)
再配達は、2018年時点で15.8%、東京23区では16.5%となっているようです。都心に住んでいながらに、6人に一人が自分が指定した時間に受け取っていない、ということになります。これは自分勝手過ぎますよね。自分が指定したんですから。本当にどうしても出かけないといけない事情があった、という方はどれくらいなんでしょうか。
これが2018年ですから、2020年以降は通販利用率が圧倒的に増えているわけですから、この%がどうなっているのか。
ドライバーさんの労働時間には、僕たちは何もできませんが、再配達を無くすくらいの努力はできると思います。努力と呼ぶべきかどうかは分かりませんが。僕自身は、再配達をさせないようにしたいと思う今日この頃です。今のままでは、2024年には再配達は有料になる可能性大だと思いますので。