英語は、とことんやるか、とことんやらないか
「日曜日の初耳学」という番組が好きで、TVerで見ています。(リアルタイムでは見ていないです)
今回の先生は、エール大学助教授の成田悠輔さん。自分の将来のために英語を学ぶことを考えている人にはっきり言い切ってます。
「英語は、とことんやるか、やらないでAIに任せるか」
これは、成毛眞さんの「日本人の9割に英語はいらない」という本で書かれていることに通ずるものがあると思います。
今の時代、機械翻訳で出来ることは少なくありません。Google PixelのCMでも、スマートフォンで通訳をする場面が出てきますが、iPhoneでも同じことが出来ます。翻訳アプリも複数出ていて、自分の好みで選べますし。
僕自身、英語には困らない程度に話せましたが、普段の仕事で英語を使うシーンは極めて少ない。まあ、忘れますよね。というか、話す能力が落ちていきます。つまり、ほぼ英語は要らないわけです。
一方で、必要な人にとっては、機械翻訳に頼ることなく、自分のスキルとして身につけたうえで、自分の言葉で伝える、ということが必要になってきます。そんな人にとっては、しっかり話せることが必要です。ただ、日常会話を覚えるかどうかは別のお話。会議室でしか使わない英語は、単語も限られていて、言い回しも多くはありませんが、外国人を浅草観光に案内しようとすると、単語は多いですし、かなりの会話力が必要です。(一方的に話すだけなら、そこまででもないですが)
英語ってただのツールです。英語を話せたところで、通訳をするわけでないのであれば、コンテンツ、つまり自分が何を発信できるのか、が大切だと思うのです。
会社員がこぞって「何かのために」と、駅前の英語を学んでいた時代が終わったのは、そういうことなのだと思う今日この頃です。