オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

東京から違法駐車を無くすと、事故は減るし、燃費も良くなるはず

»

都内を運転していると、つくづく感じるのが路上駐車が多いこと。そして、ほとんどが違法駐車です。僕のオフィスは中央区。すぐそばには、新大橋通りという、通行車両の多い道路があり、路上パーキングがあるのですが、午前9時からしか駐車できないところに、一晩中停めっぱなしの車が多く、朝の渋滞を引き起こしています。その車を避けるためにウインカーを出した車に、バイクが突っ込んでくる、なんて事故がい頻繁に起きています。で、事故が発生するとさらに渋滞する。

さらに、都内ではマンション建設現場などに出入りする10トンクラスのダンプカーが、建設現場の誘導待ちで、街のあちこちに大型ダンプカーなど建設向け車両が休憩をしているのを見かけることが多いです。左折ギリギリに停めているので、直進車両と左折車両の両方が一列にならざるを得ないため、混雑し、一回の青信号で進めない、ということが頻発します。当然そこには、バイクや自転車がいて、大変危険です。

半年間で苦情が1000件...10年以上『トラックの路上駐車』が続く街 警察の一斉摘発の結果は?(MBS News)

「東大阪市のトラックターミナルですが、外に目を向けると、多くの大型トラックが路上駐車されていて、反対側を見てみても、大型トラックの路上駐車で一車線がつぶれてしまっています」

これは大阪の例ですが、都内でも品川区、大田区や、江東区のトラックターミナル付近では頻発しています。

また、

「渋滞の原因に」ダンプ違法駐車に悩む住民 背景に進む都市開発(西日本新聞)

こちらは福岡の例ですが、

歩道にいた運転手のうち年配の男性に話を聞いた。

 -なぜ止めているのか

 「工事開始の時間に合わせて現場に入るため。8時や8時半、9時と現場によって違う。今日は8時半。現場は近隣と地域協定を結んでいて、早く着くと住民から苦情が出る

 -現場は中央区?

 「そう。初めてで、どんな現場か分からないが土砂を運ぶ。住宅かマンションの建設現場で、山を削ったか、基礎を打つために掘って出た土だろう」

 -ここはダンプの運転手さんたちには止めやすい場所として知られている?

 「2車線なのに比較的交通量が少ないから。ほかにも止めやすい場所はある。待つ場所がない現場だったら、うろうろ、ぐるぐる流して運転するしかない

 -会社はどこ?

 「西区だ。ここに来るまでの国道202号は朝、片側2車線の1車線がバスレーンになる。事故や渋滞があると遅刻する。だから早めに出てここで待機する」

 -苦情は?

 「他の車から出る。しばらくするとパトカーが来る。だから15分ごとに、ちょこちょこ移動している

 -会社は何と言う?

 「『止めるな』『時間通りに行け』と言うだけ。駐車違反の切符を切られて損するのは自分だけだから

問題の根底は根深そうですが、乗用車でもトラックでも、だから他の車輌が迷惑を被るのは仕方がない、という理論は成立しません。

また、違法駐車が多いケースも同様に、せっかく2車線ある道路が、一車線潰されてしまい、全車両が一列で走らざるを得ず、結果的に信号を2、3と余計に待たされることになり、結果的に燃費は悪くなり、ということが容易に想像できますよね。

イタチゴッコではなく、抜本的な施策を考えるのは、街のおまわりさんではなく国土交通省です。無理がある課税について考えているヒマがあったら、ぜひ、早急に立案していただきたいと思う今日この頃です。

Comment(0)