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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

義務教育の「宿題」は必要なのか

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僕が小学校の頃、宿題がとても苦手でした。宿題が、僕の行動を制限しました。学校から帰って、遊びに行きたいのに宿題があるから行けない。宿題を忘れると叱られる。

じゃあ、宿題をやるとどんな良いことがあったのでしょうか。







全く記憶にありません。(笑)

現在、公立の小中学校の生徒には、文部科学省主導のGIGAスクール構想により、一人一台のタブレットが支給され(ChromeBookを渡されて困っている教師たちはいますが)、検索なんて簡単にできる時代です。だとすると、「記憶するだけ」の勉強は要らないのでは?という仮説ができるかもしれません。

つまり、記憶する、あるいは教科書から探し出して転記する、なんて宿題もいらないかもしれない。

教科書の電子化は2024年から、という話もありますが(遅いな)、電子化すれば検索することも可能です。つまり、教科書に書いてある程度の内容は、検索すればいい、ということになるかもしれない。

だとすると、宿題の位置づけはどうなるでしょうか。

それでなくても、公立の教師のみなさんは多忙だと言われています。「それって先生の仕事なの?」というものを含めて、あらゆる業務を抱え込まされて、さらに残業代や休日手当も少ないと言われる部活動の顧問とか(この記事のよると休日手当が4時間以上で3,000円)も、本人のスキルや経験と関係なく担当しているケースが多いわけですね。

その忙しい先生たちが、さらに時間を割いて宿題を作り、採点をして、それが結果的に生徒に役立っていないのだとしたら?

僕自身、宿題のすべてが意味がない、要らない、とは思いません。ただ、生徒には宿題があるのは当然、というのも違うのかな、と。取捨選択をして、どれが効果があり、どれが役立つのか。刷り込みではなく、自分で考えることとか、自分の意見を発表するなど、人として成長するものには、ぜひ時間を割いていただきたい、なんて思う今日この頃です。

(ちょっと宿題について話し合う機会がありました)

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