もっと辞めやすい、そして解雇しやすい社会にすると?
退職代行サービスなるものがあるそうです。
「ブラック企業から足を洗える!「退職代行サービス」が人気」(DIAMOND Online)
これは、それだけ辞めにくい会社が多い、ということでしょうか。まあ、辞めるということを言えない臆病な人が使うサービス、とも言えるのかもしれませんが、そもそもこんなサービスが必要な状況が問題なのでしょう。
一方で、日本ではアメリカのような解雇に対してオープンな法制度ではありません。一度雇用すると、なかなか辞めさせにくい、と言われています。まあ、会社側の状況にもよりますが。
日本では、転職の回数が多いと、次の就職がしづらい、ということがありますよね。何歳だったとしても、転職歴が10社を超えると、なかなか次が難しい。
このあたりは、法制度だけでなく文化的なものが大きいように感じています。
これがもし、もっと退職がしやすくて、転職にポジティブで、さらに解雇された人でも次の就職に影響しない、といったカルチャーになっていけば、実は人材市場ってもっと活性化するんじゃないか、と妄想しています。
「この社員は仕事ができないなあ」
「ミスばっかりで困る」
「他の社員と相容れない」
「成果が出ないのに主張ばかりで困る」
大企業なら部署異動でなんとかなるかもしれませんが、中小企業、零細企業ではそういうことは難しい。であれば、とっとも辞めてもらって、その本人も次の就職先を見つける時間だけもらえればいいのでは?なんて感じています。
まあ、ちゃんと成果を出せない人に辞めてもらう方法はいくつかありますが、あまり一般的ではない。もっとオープンになればいいのに、って思ったりするんですよね。
辞めやすい、解雇しやすいって、実はもっと自由になっていいのでは?と思う今日この頃です。