起業して、会社員時代の人脈はどれほど役立つだろうか
起業するときは、やりたいことを実現するためにとか、いろいろな理由、目的で起業をするのだと思います。では、起業時に、あるいは起業後に、会社員時代の人脈はどれくらい役立つでしょうか。
僕一人の感覚値ですが、おそらく10%あれば良いほうかも、と思っています。僕が起業して14年目になりますが、当時のお付き合いで、たまにご飯をともにする人はいても、当時のお付き合いで仕事をご一緒している方は、ごく少数です。
ということは、起業してから新たな人脈を作る必要があるわけですよね。そして、その新たな人脈こそが、本当に役に立つ人脈になるわけです。
と、簡単に書いてみましたが、この新たな人脈、つまり新たに知り合う人は、起業したばかりの人と付き合うことに躊躇するかもしれません。起業したばかりの実績のない人に、何ができるのか、このひとと付き合うと何が良いのか、を見定めているかもしれません。それを意識して会話しないといけない、かもしれないわけです。
新たな人と付き合う際に気をつけるべきこととして、会社員時代の「Give and Take」は、意外とtakeしてしていなかった、あるいは「Take, then Give」だったかもしれない、ということです。
僕の周りでは、最近でこそ減りましたが、「Give and Takeでいきましょう!」なんて威勢のいいことを言っておきながら、まずTakeしようとする人が、少なからずいました。
「情報共有」なんて言葉もそうですね。「情報共有しましょう」と言うけど、こちらには共有してほしいことはない。でも、相手は情報をほしいからすり寄ってくる。
Give and Takeと言いながらGiveしない人になってはいけない。情報共有と言うなら、必ず相手に情報を提供しないといけない。新たな人脈の第一歩は、そういうところからだと思う今日この頃です。