DXを実現するためにやらないといけないCX、SXというお話
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INUSTRIAL-Xの八子さんが、新たな著書「DXCXSX―― 挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法 」を出されました。
新聞やニュースでは、頻繁に目にするようになったDXですが、CX、そしてSXという言葉はあまり耳にしません。本著の中で八子さんは、DXを実現するために必要な、CX(Corporate Transformaton)そして、SX(Social Transformation)を定義されています。
つまり、DXを実現するためには、IT云々の話もさることながら、会社が変わらないといけない、ということですね。会社が変わるということは、体質はもちろん、日々の業務のやり方にもメスを入れないといけないわけです。
大企業、中小企業問わずありがちなのは、トップダウンで始まったプロジェクトで、トップがいくら提唱しても、中間管理職が動かない。やり方を変えようとしない、というケースですね。ハンコを無くすことに抵抗した政治家みたいなものです。
あるいは、指示を出したけど、自らは何も変えようとしない経営者、というのもそうですね。DXというのは、何かのITツールを導入すればいい、ということではないわけです。Transformatonということですから、大きな変革、そして痛みを伴う可能性だってあるわけですよね。
「そんなの無理だよ」
こんな声が聞こえてきそうなプロジェクトになるわけですが、それを実現できるかどうかは、IT次第ではなく、人間次第。そんなことを再認識できる一冊でした。
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