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Netflixで放映が危ぶまれるJimmyのKindle版を読んでみた

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タレントさんのことを容疑者と呼ぶのは心苦しいので名前はさておき、活動休止になるということで、明石家さんまさんが書いた「Jimmy」という本があると聞いて、Kindle版を購入してみました。ほぼ実話だと思うのですが、登場人物の多くは吉本興業の芸人さんなので、楽しくササッと読めました。

僕自身、人前でお話することが多い割には、自分で満足できるお話が出来ていないと感じているので、芸能人の方の話し方、話術はとても参考になります。

ですが、話術だけではないんですよね。本質は、その方の考え方と取り組み方。どんなことを考えているから、こういう言葉が出てくる。どういう取り組み方をするかによって、リアクションが変わってくるし、面白い受け答えが出来る。

同じことを言うのであれば、伝わるほうがいいですし、そのことによって自分が望む行動につながるほうがいい。結果が出るほうがやり甲斐もある。

そんなことはみんな知っているのに、ともすると自分本位の話し方になり、言いたいことを全部詰め込んでしまうから、早口になって相手の頭に残らない。あるいは、相手を遮って喋ってしまい、相手は耳を閉ざしてしまう。

明石家さんまさんは、基本的に面白ければいい、とおっしゃる。芸人さんというお仕事をするうえで、とても正しいですよね。だから、お硬い情報番組には出ないとおっしゃるし、お涙ちょうだい番組にも出ない。感動番組は見るけど、自らは出演しない。

僕たちに置き換えると、ついつい何でもやります、的なことを口走ってしまい、基本形のないワークスタイルになってしまいかねない。得意でもないことをするから、焦点の定まらない、物量が多いだけの話になってしまう。

ITとかビジネス的な本ばかりでなく、たまにはこういう本を読むのもワクワクできる。そんなことを感じた今日この頃です。

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