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断定しない日本語は、なぜ人を惹きつけないのか?(上岡龍太郎に学ぶ「思います」)

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こんにちは、穂苅(@tomoyanhokarin)です。

僕は比較的、歴史や偉人が好きで昭和〜平成にかけて歴史を作ってきた人も好きです。今ではYouTubeという便利なツールがあるので、そういう動画が流れてくるとついつい見てしまいます。

立川談志、島田紳助、そして今回のテーマである上岡龍太郎もそうです。

今で言う「インテリ枠」なのかもしれませんが、今テレビで認識されている「インテリ」はクイズができることや答えのある問題を解くことが得意な人になってい気がします。しかし、僕が好きなのはそういう「インテリ」ではなく、自分の考えをしっかり持っていて、その視点で見ている世の中について論じていくという方です。

言葉には、不思議な力があります。

同じ内容を話していても、語尾ひとつで相手の受け取り方がまったく変わってしまうことがありますよね。

今回は、伝説的な話術で知られる上岡龍太郎さんから学べる、「思います」という言葉の使い方について考えてみたいと思います。

断定しない「思います」は、民主主義的。でも、力がない。

これは、上岡龍太郎さんがとあるテレビ番組で語っていた内容です。どんな話をしていたのかは、文字起こしされたnoteがありましたので、興味があれば見てみてください。

(参考)「上岡龍太郎 超過激テレビ論を語る!」文字起こし

「思います」という表現ですが、皆さん使ってますよね。テレビ番組を見ていてもかなり多く使われている印象があります。しかし、この表現を深く考えると私たちの発信が一段階進化する気がしています。

「テレビの司会」のケースを上岡龍太郎さんは述べています。当時のセリフを少し長いですがポイントを引用します。

司会の時に、これは戦後民主主義教育の表れやというんですがね。断定的に物を言うことを怖がるんです。

一番司会者に多い例が、「それでは、今日も楽しく行ってみたいと思います、まず最初はこの曲から聞いてみたいと思います」。こういう司会者多いでしょ。これは、戦前にはなかった言い回しなんですって。戦後出てきたんですって、民主主義によって。こんな......司会者で「何々してみたいと思います」。「何々したいと思います」。すごく「思う」人多いでしょ。ラジオ聞いててもテレビ見てても、「してみたいと思います、してみたいと思います」。これ無駄なことなんです本当はね。

「今日も楽しく行きましょうまず最初はこの曲から聞いてください」。何のことはない、決まってるんですから。「交通情報へ行ってみたいと思います」。思うだけかなと思ったらほんまに行くんですね、行くんやったら「思います」と言わんと行け、て言うんですがね。

これがあの断定的にものが言えない、戦後民主主義教育によって、民主主義は多数決ですから、民意に諮らなくてはいけない。例えば1つのクラスの中にあって、「さあそれでは今日も楽しく行ってみたいと思いますが皆さんご異議ございませんか、ご異議がなければ、行かしていただきます。先ほど皆さん方に諮りましたですね、諮った結果ノーがなかったですね、では行きます」という

つまりそういうふうに民主主義的なやり方が「今日も楽しくいきたいと思いますまず最初はこの曲から聞いてみたいと思います」と、この「思います」になってくるんですね。とこれは断定してない、つまり自分がリードしてない、独裁者ではない、先制君主ではないという方法ですから、非常に柔らかくて当たりはいいんですが、そこに基準のような俺が引っ張っていくという、見てる人を惹きつけるものがないんです。

それよりも、多少、傲慢であっても「今日も楽しくいきましょうまず最初はこの曲からです」とこう言うた方が、「嗚呼スパっと言うてはるなぁ切れがいい。この人の言うことは、間違いがないであろう」とこう思わせるという話術があるんですね。

世の中の、すべてが今そうですよ。みんなが基準をなくしてしもて、みんなの顔色を見ながら「何々したいと思いますがいかがでございましょうか」という、その方式ばっかりの中で「こうしましょう、こうです、これに間違いありません、絶対これです」と。世の中に絶対なんてことはないんですね。永久にということもないですしね。ところがそれを言うてやった方が、聞いてる方はふっと安心すると。つまりあの、基準をきちっと、多少間違ってでもいいから断定をする。とあの見てる方が、間違ってるかどうかは判断すればいいんで、それはあのテレビというものをね、魔法の箱----これがあのオールマイティーやと思いすぎてるんですね。

どう感じましたでしょうか?

正直これは、動画で「上岡節」で見てもらったほうが伝わると思いますので動画を探してみてもらうとよいですが、普段「思います」と使っていた私たちには、【気付き】になる内容ではないでしょうか?

仕事だと、メール・ミーティング・電話など様々なポイントで使う可能性がありますので、ちょっと意識して自分がどういう場面で使っているのかを見てみると面白いと思います。

(最後に使ってみました。 「ちょっと意識して自分がどういう場面で使っているのかを見てみると面白いです。」といい切ったほうが聞き手は安心して聞こえますか?)

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