自動車の善し悪しは燃費じゃないでしょ?
ここのところ、三菱自動車の三度目の不正が、パートナーである日産自動車側で発覚し、またスズキ自動車では、計測方法が国が定める方法とは異なっていたことが発表されました。この両社は、不正の正確はまったく違うものであるようですが、共通するのは軽自動車に強い会社というところでしょうか。
その昔、軽自動車は車庫証明が要らないことがメリットだったのですが、今はほとんどの地域で車庫証明が必要なため、メリットは税金の安さと燃費、ということなのでしょうか。個人的には、ぶつけられたときのことを考えると、軽自動車は怖いんですが。
で、軽自動車のみならず、一般の乗用車、ワゴン、ワンボックスといった車も、制度や規制に伴って、燃費が重要になってきたんですよね。まあ、エコカー減税もありますし。でっも、一方でフェラーリやポルシェといった燃費などまったく縁がない車も売れているそうです。たしかに、都内ではポルシェを見る機会は多いです。
都内(23区=特別区)に住んでいると、ほとんどの地域では車は要らないという結論になるとは思います。僕自身も、去年まで乗っていた車は、5年で19,000kmでした。20代のころは、1年で3万とか4万キロを走っていたことを思うと、本当に乗らなくなっているんですね。
でも、23区に住んでいても、駅まで5分以内で歩けるところであっても、欲しい人は欲しいわけですよね。僕も運転が好きですし、とてもいい気分転換になるんです。そういう人間が買う車って、燃費じゃないんですよね。最近は、ディーゼルターボとか、ハイブリッド車が人気がありますが、本当に環境のことが中心に考えられているなら、乗らない、という選択が一番。それでも乗るんだから、多くの人にとって燃費は一番重要な項目ではない気がしています。
もちろん、家を探すときに、日当たりが一番か、広さが一番か、あるいは家賃がもっとも重要なのか、というのは人によって違うように、燃費が一番の方もいらっしゃるでしょうし、いくつかの条件の一つに燃費が入っている方もいるとは思います。でも、意外とそうではない人も多いのではないかと思うんですよね。なので、そろそろ燃費競争じゃなくなってきてもいいんじゃないかなあ、なんて思ったりした今日この頃でした。