新卒を迎えるたった一つの心構え
新入社員のみなさんは、どうせ研修のまっただ中で、ブログなんぞ読んでないだろうから、ということで、新卒を迎える先輩・上司の心構えって、意外と教えられたことがある人って少ないと思うんですよね。メンター役とかになっていても、そもそもメンターが何をするのか分かっていない人も多いですし。ということで、新卒を20年以上出迎えた人間として感じていたことを列記してみたいと思います。
とにかく観察し続ける
新卒は、「分からないかったら質問しろ」と言っても、大抵の場合は質問してきません。そもそも何が分かっていないのかが分からないことも多いし、「こんなことも」と思われることが不安だし。なので、何か心配事や疑問があると、同輩に質問します。「え?新人が新人に質問してどうする?」と思った人は、観察が足りないのかもしれません。間違いなく、(多くの)新人は新人に尋ねています。で、そこで自分たちで考えついた回答を出してしまいます。
そして、その多くは間違い、あるいは間違いとまでは言えないけど、「聞いてくれりゃいいのに」というようなもの。自社特有の話だったり、ルールだったりするものなら、先輩に聞くのが一番なのですが、それがルールのものなのか、社会人としてどの会社の人でも知っておくべきことなのか、の区別がつかない。例えば、コピー機の使い方を新人が新人に聞いている、なんてよくあることです。
新卒を迎える立場って、すごく大雑把に言うと「めんどくさい」です。「教えるのも面倒だし、そもそもオレが採用したわけじゃないし」なんて気持ちもよくわかる。でも、自分が働いている会社の方針として新卒を採用する、と決めたわけですから、それは決まったこと。グダグダ言ってもしょうがない。腹をくくって出迎えるしかない。どうせ出迎えるのであれば、しっかり、そして出来るだけ早く成長して役立ってほしいですよね。ということで、自分の仕事の手を止めてでも、観察し続けることが必要だと思います。
新卒は、ガンバる人はガンバるし、頑張らない人はどう言ったところで頑張らない。むしろ、先輩たちガンバレ!