起業家は起業家にしか相談できないことがある
昨日、勝どきにある株式会社WEICさんの素敵なオフィスをお借りして、「第一回起業家向け勉強会(仮名)」を行ないました。
僕自身、起業家と名乗るのもおこがましいですが、言葉の定義上はイシン株式会社の創業者ですので、そういう意味では起業家です。起業家とかいうと、カッコいいとか言ってくださる方もいるのですが、実際には立場だけそうなっているだけで、悩み事も多いですし、困っても相談する先がない。たとえば、契約書ひとつでも、法律上問題がないか、というのは弁護士に相談すればいいですが、その契約内容でGOサインを出すのは自分です。誰にも相談できない。もっと生々しいことだって当然あるわけですが、それらすべてを一人で判断していかなくてはならないわけです。
僕自身、過去6年数ヶ月をそうやって考えてきた中で、「あ、こんなこと知らなかった」とか「もっと早く知りたかったよ」なんてことがたくさんあったので、それを共有する場があるといいな、と思ったのがきっかけです。
経営者には、大雑把に分けると「起業家(創業者)」と「継承者(二代目とか、あるいは会社員でそのまま社長になるとか)」がいます。継承者も、先代が作り上げたものを伸ばしていくという難しい使命を持っているわけですが、起業家は起業家なりに、目先のこと、将来のこと、お金のこと、人のことなど、事業に取り組む以外にも山ほど考えるべきことがあり、悩ましいことが続くものでして。
そんなことを、これから起業する方たち、起業したばかりの人たちと共有する場を持った第一回でした。長いお付き合いでも、知らなかったことがいっぱいあって、本当に学び多き場でした。
会場をお借りした株式会社WEICの内山社長、社員のみなさま、開催に奔走いただいたバイザーを展開されている株式会社ビズグラウンドの畠山社長、モデレーターを担当してくださったシスコシステムズ合同会社シニアパートナーの八子さん、本当にありがとうございました。そして、パネラーとしてご協力いただいたChatWork株式会社の山本専務取締役CTO、そして我らがオルタナティブブロガーで、ブレインハーツ株式会社の谷川取締役会長、ありがとうございました。さらに、参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。今後も、不定期開催になるとは思いますが、継続的にお会いできればと考えています。