情報共有しない人に共有してもらうために?
昨日は六本木ヒルズでのセミナーでした。スマートフォン&モバイルEXPO開催初日だったので、そちらに多くの方が行かれるので少し心配していましたが、想定外にご来場いただきました。ありがとうございました。
最近のApple Consultants Network(ACN)ビジネスソリューションセミナーでは、各社のプレゼンテーションの最後にパネルディスカッションを入れるようにしています。そこでは、オンラインでは話せないようなことを、出来るだけ具体的にお話するようにしています。そんな中で、情報発信しない人たちをどうするか、という話題がありました。
例えば、社内SNSを導入したとしても、発信する人が特定されている。Aさんは毎日いろいろと情報発信をしているけれど、Bさんは一切しない。SNSを見てはいるようだけれど、書き込もうとはしない。でも、いいスキルを持っているのだから、ぜひ発信してほしいのだがどうすべきか。(昨日の話題とは内容が違います、あくまで例えば)
こういうことってあると思うんです。営業成績のいい社員にはぜひ発信してほしいのだけれど、「そういうことは面倒くさい」とか「文章は苦手」とか、いろいろな理由を付けて書き込もうとはしない。しかし、そういう人にこそ発信してもらいたい。
僕がいつもお話しているのは、
1.最低限書かないといけないことを決める
2.「書いてはいけないこと」を決めない(書くことは緩めに)
3.書くのが得意な人が伴走する
ということです。
1.最低限書かないといけないことを決める
例えば営業なら、訪問先は必ず書くとか決めてしまう。そうすると、嫌とかどうこうではなく業務として書くべきことが決まります。一度書き始めると、かなり前進すると思います。
2.「書いてはいけないこと」を決めない(書くことは緩めに)
前職で、社内ブログに書く内容をあれこれと決めようとした取締役がいました。案の定、うまくいかない。ランチの話でも、飲み会の話でも、自由に書ける空気は作っておかないと書きづらくなりますね。
3.書くのが得意な人が伴走する
書くのは苦手だという方には、得意な人がサポートするといいと思います。そして、何か書いてくれたら反応する。Facebookだったら「いいね!」に相当する機能があればいいでしょうし、何かひと言あるだけでも「ああ、見てくれている人がいるのか」と安心すると思います。
ここに書きだしたのはあくまでテクニック。当然、気持ちがこもっていなくてはなりませんね。自分が動くのは簡単ですが、他人に動いてもらうのは大変ですよね。