【新しい働き方6】仕事よりも一生懸命やりたいことがある
週末のフェイスブックは、雪だるまでいっぱい。僕も小さな雪だるまを(一人で)作りましたが、小さいのであっという間に溶けてしまい。
でも、町内や街のあちこちに雪だるまが作ってあって、とても可愛いのですね。雪だるまは子供のためばかりではなく、道行く人を和ませる効果があるんだなと思うと、僕もしっかり作っておけばよかったと反省。
さて今回はイレギュラーバージョン。「仕事よりも一生懸命やりたいことがある」「仕事よりも優先したいことがある」場合、どうするべきなのか。
こういうことって、実は少なくないと思うのです。子育てや介護というのも、一生懸命かどうかはさておき、仕事よりも優先したい、あるいはせざるを得ない。夫婦で分担というのもあるでしょうが、それでは解決しない事情がある場合もあるでしょう。それ以外に、趣味を優先したい人もいるでしょうし、実はダンスをやっていて、将来はそれで生計を立てていきたい、と考えている人もいることでしょう。今回は、子育てや介護ではなく、こちらにフォーカスしてみたいと思います。
この悩みの解決には、この本の考え方を引用するといいかも知れません。
この本は会社経営の話ではありますが、この中に(どのページだったか忘れてしまいましたが)、あれこれと事業の多角化を図っている経営者に対しマイケル・E・ガーバー氏が「あなたは、他の事業を捨ててネイルサロンに集中するべきだ。ネイルサロンを100店舗にするのではなく、10,000店舗にする方法を考えなさい」という意味のことを言います。
僕たち人間は、あれもこれもと手を出すほど器用ではありません。事業がうまく起動にのっていたはずの企業が破綻する原因は、本業ではなく不動産や投資に手を出した結果であることが多いようです。
個人の活動を企業経営と並べることは難しいですが、個人の場合もあれこれと手を出して、本業が疎かになっている人がいます。とある方は、週末にファシリテーターとして活動をしているのですが、本業の会社では居場所がないのだとか。またある人は、毎週末ボランティア活動に勤しんだ結果、平日の会議中に眠ってしまい、取引先から見放されたとか、こういう話はかなり多いようです。
僕個人的には、これは「諦めるしかない」のだと思います。本業が成果を求められるのであれば、そういう仕事に就くことは難しい。流れ作業のようなものか、立ち仕事で時給が分かりやすいものに就くとか、いずれにせよ周りに迷惑をかけたり、不愉快な思いをさせてまで継続すべきではないと思うのです。かといって、その趣味や活動を諦めることは難しいでしょうから、本業を諦めるしかないように思っています。
普通は逆のアドバイスをするでしょうね。「本業をしっかりやるために、その趣味は諦めなさい」もし簡単にそうできるのなら、とっくにやっていると思うのです。諦めきれないから継続しているのではないか、と。
本業を疎かにしてまで取り組んでいるものがあるのなら、本業および本業で得られる収入を諦める、というのもひとつの考え方かな、と。こう書くと「そんな簡単じゃないんだ」という人がきっといるでしょうが、あくまでひとつの考え方。みなさんならどうされるでしょうか。