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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

新年早々、匿名性を考える

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みなさま、あけましておめでとうございます。本ブログは、おかげさまを持ちまして、すでに9年目に突入しております。今年は、もう少しみなさんのお役に立てるブログにしていきたいと思っています。
 
さて、元旦に番組名は分からないのですが、ニュースキャスターの安藤優子さん、ダウンタウンの松本人志さん、小倉智昭さんと、SMAPの中居正広さんが登場されて、報道やバラエティなどのいくつかの視点から、テレビについてお話をされていました。
その中で、安藤優子さんが興味深いお話が。

以前は、取材側の判断で取材時の映像にモザイクを入れていたのですが、最近は取材を終えると取材された一般の方から「これ、モザイク入れてください」と言われるようになりました。ネットの匿名性を実社会にも持ち込もうとする人たちが増えている気がします。

正確な言い回しではないですが、こういう意味のお話をされたのが印象的で、またそういう人たちが増えていることに驚きました。
 
僕のこのブログは、社名はもちろん実名も出しており、誰かが僕のことを探そうとすると簡単に見つかるようになっています。それだけ、自分の発言には責任を持っているつもりです。まあ、政治とか宗教とか、そういう話は一切していませんし、そういう意味では炎上しようもない程度の内容のブログではありますが。(汗)
 
このオルタナティブブログのルールは実名ブログであることですが、中には社名は伏せている方もいらっしゃいます。経営者や外資にはそういう人はいないですが、日本企業の中にはこういう「露出」を良しとしない企業や、そもそもルールそのものが存在しない企業も多いからですね。
 
よく匿名性が良くないことのように言われますが、例えば2ちゃんねるでは、オンラインゲームのバグ情報や稼働情報を丁寧にやり取りされていると聴いています。実際、僕がそういう業務に関わっていたころは、2ちゃんねるは大事な情報源でした。同じ2ちゃんねるでも、通信系の掲示板では批判、非難の嵐になることがありますが、決して匿名で書いている2ちゃんねるのユーザー全体を一括りにできないようです。
 
しかし、一方で(ネットに限らず)実社会でも自分の発言に責任を持ちたくない人たちがいるようです。いや、面倒なことに巻き込まれたくない、というのは分かります。殺人事件とか、犯罪の場に居合わせたインタビューなら、これはご本人が言わなくてもテレビ局が自主的にモザイクを入れたり、音声を変えてくれることでしょう。僕は、そうではない場面でも責任を持ちたくないというのがあまり理解できないのです。そんなに嫌なら、その発言自体をしなくてもいいのではないか、と。何か、人だかりの後ろのほうから野次っているような、誰が言ったのかは分からない程度に文句を言ったり、悪口を言っているように感じてしまうのです。
 
そういう意味でも、本ブログはきちんと僕の所在を明らかにして、そしてみなさんの役に立つ発信をしていこう。そう改めて認識しています。本年も、よろしくお願いいたします。

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