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これからは、BYODならぬBYCDをオススメ!

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昨日は終日六本木ヒルズでお勉強。普段、アウトプットばかりし続けている身には、充実した一日でした。 
 
ここ2、3年は「BYOD」という言葉を耳にすることがあります。Bring Your Own Deviceの略で、社員の個人端末(携帯でも、パソコンでも)を業務にも利用しましょう、という考え方です。ITproにも特集が組まれ、僕も2年くらい前に寄稿を依頼されましたが、1週間ほど検討してお断りしました。どうにも、BYODのいいイメージが沸かなかったのです。
 
BYODを実現するためには、個人端末を業務の何に、どのように使うのか、を考えなくてはなりません。単純にMDM(モバイル端末管理)を導入すればいい、というものでもありません。MDMでは、個人端末にどういうアプリが入っているのか、も確認することができます。社員からすれば、個人端末に何が入っていようが余計なお世話でしょうし、別に見られて困るものがないにせよ、あまり気持ちのいいものでもないでしょう。
 
また、Android向けのMDMですと、通話記録やGPSでの行動記録も取得することができますから、プライベートの行動まで監視されている気分になるのではないでしょうか。
 
BYODは、決して携帯、スマートフォンのみならず、タブレットやパソコンまで広げることが出来るわけで、僕も前職では自分のPCを持ち込んでいる時期もありました。会社支給の端末が不満だったのですが、今となってはそれも難しいでしょう。個人のPCとはいえ、会社のセキュリティレベルに応じたソフトウェアをインストールしないといけないとか、結構面倒な気がします。
 
当社、イシン株式会社では、会社からパソコン(MacBook AirまたはMacBook Pro)、タブレット(iPad AirまたはiPad mini Retina)とiPhoneを支給しています。当社は、アップルのコンサルティング企業なのでアップル製品になるわけですが、これがWindowsでもいいと思います。特にパソコンは、ほとんどが仕事に利用するのですから、会社の仕事をこなせるスペックや機種をいくつか選定して、その中から社員が好きな端末を選び、会社が導入する。で、そのパソコンを、よほどおかしなことでなければ、個人利用してもいいと思うのです。「よほどおかしなこと」は、各社によって基準を設ける必要はありますが。
 
当社の場合は、そもそもそういう端末、それも最新機種に慣れてもらう必要があるのですから、貸与しているというよりは、押し付けている感も否めませんが。(笑)
 
BYODを導入するためには、端末の費用をいくらか負担する、ということだけでは済みません。社内のどのシステムと繋ぐのか、そのためにVPNなのか、シンクライアント化するのか、他のアプリケーションとの整合性、端末管理などを鑑みると、意外と高額になってしまうことがあります。
 
であれば、むしろBYCD(Bring Your Company's Device※造語です)、自社の端末の個人利用、という考え方もアリなのでは、と考えています。当社のお客様でも、「自由に使ってもらっています」という企業様も少なくありません。「仕事中に仕事以外に使うとはけしからん」と言ったところで、サボる人はどうやってもサボります。そんなに気になるのなら、サボる社員の処遇そのものを考えるべきなのでしょうね。

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