仕事納まっていないので、2014年を考えてみる
写真は、「日本神輿協会」の2014年カレンダーです。僕の地元のお祭りは6月ですが、今年6月に撮影しただいたものが載っていました。赤丸を付けてみましたが、お神輿の端棒(はなぼう:真ん中2本の担ぎ棒の先頭のこと)を押さえているのが僕です。今年は、神輿の責任者を務めさせていただきました。
当社の業務は昨日までだったのですが、当社のお客様は必ずしもそうでなく、店舗経営のお客様では、店舗だけでなく本部も31日まで業務を継続していらっしゃる会社があります。よって、僕自身の仕事納めは31日。当然ですね。
カレンダーを見ながら、2014年を考えてみたいと思います。2014年は、スポーツで言えばソチ・オリンピック/パラリンピックが行われる年で、男性フィギュアでは高橋大輔さんが出場されることになって、個人的にファンとして喜んでいます。
また、FIFAワールドカップブラジル大会も行われますね。日本からすると、地球の真裏のイベントですが、とても好きな国なので、サッカーにちなんで国の紹介なども見られるといいな、と思っています。
一方で、社会的に考えると、2020年のオリンピック/パラリンピックに向かって、建築業界、土木業界が一気に活性化することでしょう。それに合わせて観光業界も準備が進む年だと思っています。
自分たちのIT業界で考えると、日本企業の多くがお世話になったマイクロソフト社のWindowsXPのサポート期間が4月9日で切れます。これについて書き出すと、ブログ10本くらいになりそうですが、まぁ、現時点でWindows7や8への入れ替えとか、あるいは他の対策を考えていない企業や自治体が、果たしてきちんと対応をするのか疑問に感じているところではあります。自治体は、とりあえずバタバタと安いPCに入れ替えて、あとで苦労するような気もしたり。
2014年には、今年一部で流行ったウェアラブルコンピュータがもっと広がると予測する人がいますが、日本に限っては、僕はあまりそうは思っていません。理由としては、70年代、80年代の日本では、高級ブランドやクルマを買うことが流行で、人と同じでも気にしない人が多かった。現代の日本では、もう少し個性を考える人が増えています。スマートフォンを持つ人で一番多いのはiPhoneですが、それぞれにカバーを工夫して、他人とは同じようにならないようにしている人が多いですよね。ポケットやバッグに入れるスマートフォンだってそうなのですから、身に付けるもの、例えば時計のように腕に付けるとか、GoogleGlassのように顔にかかってくる「モノ」となると、余計に気になると思うのです。
また、GoogleGlassのようにカメラを装備した「モノ」は、米国ではすでに一部のレストランで、GoogleGlassを着用したままでの入場を断っているお店もあるのだとか。たしかに、プライバシーも何もなくなってしまいかねない、という配慮は理解できるところです。プライバシーという概念だけ取っ払うと、とても面白い端末ですが、一般社会においてはプライバシーを無視するわけにはいきませんね。
あと、僕の友達(女性)が言っていたのですが、GoogleGlassや時計型のガジェットは、女性としては身につけたくない、とのこと。はっきり言うと、カッコ良くはない、ということなんだそうです。まあ、男の僕から見て、未来的だとは感じますが、カッコ良いか、と言われるとそうは思わないですし。(※あくまで個人の感想です)ただ、ウェアラブルデバイスの活用の場はあると考えています。それは今後弊社のビジネスの一つになると思っているところ。
当社の本業で考えると、2013年は「タブレット」が三極化したと思っています。ひとつはiPadですね。今年はiPad miniとiPad Airが登場しましたが、値上げされても導入する企業は多く、今でも品切れになるお店があるほどの人気ぶり。生産も追い付いていないような感じです。
2つ目は、Nexusシリーズ。Nexus7が中心だとは思いますが、個人のみならず、企業でも目的がピンポイントではっきりしている場合には、Nexus7で充分対応できます。用途として、GooglePlayからのマルウェアを気にしなくていいような企業もありますので。
3つ目は、Kindleシリーズですね。読書目的の方はKindle Whitepaperでいいのだと思いますし、ネットにアクセスするためにKindleHDやHDXを利用されている方もいらっしゃいます。MDMサービスを展開されているアイキューブドシステムズさんは、自社サービスのCLOMOでKindleに対応を開始されました。法人でのKindle利用を見込んだものでしょう。
個人的には、2014年はモバイルファーストという考えがどんどん進むと思っています。2014年というか、2014年、15年と進むにつれて、例えば新入社員にPCを配布せずにiPadだけ支給する。仕事はそれで完結する、といった考えです。
過去は、経理部門も営業部門も、あるいは情報システム部門も、すべて同じスペックのPCを配布していました。いや、CPUとか、デスクトップとノート型とか、メモリの大小に違いはあったかも知れませんが、すべてディスプレイがあり、キーボードを備えたPCという意味での「同じスペック」です。
ところがiPadを導入した企業では、実はiPadだけでいい、PCは要らない、という社員の方が出てきています。当社のお客様の中には「僕は1週間以上PCに触っていない」という方もいらっしゃいました。1週間以上iPadだけで事足りているというのです。
こういう話は、実は端末だけの話ではありません。システム側の話でも、当社のお客様で「今週はメールを使っていない」という方も出てきて、今までのシステムのあり方の見直しの時期に来ている企業も多く存在します。なんでもメール、資料の共有はメールに添付、といった時代ではない、ということですね。僕もそう思います。
ダラダラと書いてしまいましたが、2014年は今年動き始めたものが、大きくギュイーンと回り始める気がしています。楽しみな一年になりそうです。