WindowsXPの次に、Windows7や8を考えるから動けないわけで、iPadにすれば?
前々から気になっていたWindowsXPから乗り換えていない企業、法人について、こんな記事がありました。
大企業と中小企業の境目がよく分かっておりませんが、年商500億円以下の企業を対象とした調査だそうです。
ノークリサーチでは、「『費用がない』ことのみが直接的な原因と考えがちだが、むしろ『Windows XPを使い続けることが経営的にどれだけインパクトを与えるか?』が明確でないため、それに必要な費用も捻出できない状況とみなすべき」とコメントする
要は、プライオリティの問題ということですね。どうしても必要なものでさえ、費用を捻出出来ないということではないわけですね。ただ、XPから乗り換える必然性を感じない、ということで。僕自身も、XPから乗り換えない方のお気持ちは分かります。だって、「無駄」と感じるでしょうし、今の社内ITに不満を感じていないわけですから。
こんなことがありました。僕の自宅には、Windows Vistaを搭載したPC(Vistaを覚えてますか?)と、MacBook Pro(2011モデル)がありました。(今年の初めまで)普段はMacBook Air11を持ち歩いているので、自宅でもそれを使うことが多いのですが、たまーに持って帰らないことがあるので、その時はMacBook Proを使ったり、WindowsでやらないといけないことはWindows VistaのPCで。でも、どちらもストレスフルなんです。MacはHDDなのでSDDのMacBook Airよりもかなり起動が遅いですし、Windowsもびっくりするくらい、すべての動作が遅いんです。だったら、オフィスに行ってMacBook Airでやるほうが、通勤時間を入れても早いんじゃないか、と思ってしまうくらい。
つまり、一度「いい環境」で仕事をすると、前の環境がいかに遅かったか、いかに古かったか、ということに気付かされるのですね。使っているときには気づかないけれど、比較すると時間の浪費に気付かされる。
で、WindowsXPからWindows7や8に乗り換えようとするから、サーバーから何からごっそり乗り換えるという高額な見積もりになってしまい、躊躇したり、稟議が通らなかったりするのだと思います。「今よりよくなります」という中途半端な稟議になってしまうようですと、それを承認する経営者は少ないでしょうから。
昨日、この記事をフェイスブックで共有したところ、お知り合いの方が「BPRのいい機会なのに」というコメントを下さいました。そうなんですよね。この機会に業務改革を進めるということが出来るんですよね。
たとえば、営業担当にはPCを配らずにiPadに切り替える。切り替えてみると、意外とそれで済んでしまう、という人がいたり。もちろん、社内システムをどうするか考えないといけないですが、営業に徹するうえでは、実は社内システムには週に一度くらいしかアクセスしない人がいることが見えてきたり。だったら、それは社内に共用PCを置けば済むとか。広い視野で考えると、現状をアップデートするだけではないことに気付くかも知れませんしね。
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