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新卒を採用する覚悟と計算

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今も学生ネットワークWANの監事をやっている大木です。今年1月には、福岡の就活生を対象にイベントも行ないました。また、最近は新卒2年目、3年目、4年目といった若手の方とお話しする機会も増えています。僕がいつも彼らに質問しているのは「なぜその会社に入ったのか」です。とても興味深いお話が多いですね。また、すでに転職している人には、なぜ転職しようと思ったのかということも伺いますが、なぜ退職しようと思ったのか、を聞かせてもらっています。
 
前職では、ソフトバンクグループ企業を立ち上げて7年目で初めて新卒を採用しました。即戦力を求める企業にとって、新卒を採用することはハードルが高いのですね。だから、どうしても中途採用が中心になりがちです。一方で、現在のイシン株式会社では、立ち上げ3年目に新卒を採用しています。これもいろいろと考えた上で、自分なりの覚悟と計算をもってチャレンジしてみたのです。
 
今でも当社には、毎日のように人材紹介会社からセールスの電話が入りますが、このあたりの覚悟と計算を理解している人は極めて少ないですね。一生懸命売り込んできますが、全然理解していないから話が噛み合わない。
 
大企業ばかり目指す学生が多い中で、中小企業、零細企業に来てくれる学生にはものすごく感謝する一方で、彼らを「食わせていく覚悟」を持たないことには、採用には至りません。僕たちはここを間違えてはいけないのですが、計算ずくの上に覚悟があるのではなく、覚悟があって、その上で計算をしてみるのですね。つまり、社会人として学ぶべきことを学んでもらい、仕事を覚えて、独り立ちしていくまでの間、最低でも1年、下手をすると3年とか、彼らを食わせていくことが出来るか、という覚悟です。その覚悟があって、どうすれば黒字化、独り立ちするまでの期間を短縮出来るか、という計算(取らぬ狸の皮算用ですけどね)をしています。
 
もちろん、この皮算用は大きく外れることもあります。それはそれで仕方がないことです。仕方がない、と思えないのなら、それは覚悟できていないということでしょうね。また新たな人を採用し、また同じことをチャレンジしてみる。
 
僕自身、雇用を生み出すのは経営者としての義務だと考えて取り組んでいますが、就職活動をしている学生たちは、就職先がある、ということは、日本中の企業がそうやって覚悟を持ち、努力をしていることを理解できるといいな、と思っています。ネットで就活に関する記事やコラムを読んで、わかったつもりになっても就職先は決まりません。そういう記事やコラムを書いている人が雇用を生み出しているわけではないからです。実際に取り組んでいない人が書いた記事を読んだところで、「あー、おもしろかった」に過ぎないのですよね。
 
【告知】学生ネットワークWANのイベントに参加したい学生は、こちらからお申し込みください。

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