新入社員研修でやっている半分は、本来学校で学んでくるべき
昨日は、残念ながら新入社員らしき人を見かける機会はありませんでした。僕が、いわゆる通勤ラッシュ時に乗らなかったからでしょうか。今日は寒いようなので、入社早々風邪を引かないようにしてほしいですね。
今日あたりから、新入社員研修というものも始まる企業が多いのでしょうか。僕自身を振り返ってみると、3月終わりから出社をしており、入社式の日には中国に出張していて、 みんなと一緒に研修を受ける機会もありませんでした。まあ、たいした内容ではなかったそうですが。
今朝はずいぶん早く起きてしまったのですが、テレビで報徳の永田監督など経験の豊かな監督たちが、高校野球甲子園塾として実技指導をしたニュースをやっていました。野球の実技指導ではあるのですが、その中で監督が教えていたのはキャッチボール。
「キャッチボールは、相手が受け取りやすいように投げる。思いやりが必要なんだ」
「受け取ったら黙っていないで『ナイスボール!』と声をかける」
言葉のキャッチボールとはよく言われますが、まさにボールと言葉のキャッチボール。相手が受け取ることを前提に投げるボールなのに、相手が受け取ることを無視して投げてはキャッチボールになりません。また、せっかくいいボールを投げてくれたのなら『ナイスボール!』と声をかけよう。野球をする人間にとっては、ごく当たり前のことではあるのですが、きっとみんな少年野球や中学、高校などで教えてもらってきたのでしょうね。
新入社員全員が、こういったことを遂行できるメンバーなら、新入社員研修費用の工数は半減するでしょうね。逆に考えると、学校で学んでこなかったことのツケが企業に来ているような気もします。誰が悪いとかそういう問題ではなく、もう少し仕組みの中で吸収出来ればいいのに、と思ったり。
弊社には今年新卒はいませんが、今週は新しいメンバーの歓迎会。我々として伝えていくべきことを、どんどん伝えていきたいと思う今日このごろです。