震災の爪痕「瓦屋根をどうするか」
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昨日から茨城県鉾田市に来ています。
この辺りは、一昨年の震災の際に震度6強だったところ。霞ヶ浦の北浦という湖のほとりは、当時は道路がうねったようになってしまい、僕のクルマでは底を打ってしまうほどの荒れ様でした。
多くの家は瓦屋根のため、いくつかの瓦が落ちてしまい、写真のようにブルーシートをかけて雨漏りを防いでいたのですね。
この写真は現在の様子。ご主人の話では、瓦屋根の下も古くて傷んでいるので、このタイミングで修理をしようとしたのですが、一箇所だけ修理することができないため、屋根全体を取り替えないといけない、と言われたそうです。
でも、それには大きなお金が必要になるので、どうしたものか、と放置したまま2年経ったのだ、とのこと。
この辺りでも、ここ数年に建てられた家は瓦屋根ではないものが多いのですが、古いお宅や、代々瓦屋根にしているお宅は、慣習的にそうなっているようで。
東北もがれき問題とかまだまだあるのですが、こんなに近くでも、まだ爪痕は残っているのですよね。風化してはいけないというより、風化できないのだな、と実感です。
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