オルタナティブ・ブログ > 「走れ!プロジェクトマネージャー!」 >

スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

人前で部下を褒める上司と腐す上司では、生き方が違うのだと思う

»

少し暖かい一日になりそうですね。年末調整も終わってほっとひと息です。

あるところでのある会話から感じたことです。

とある僕の友人は、決して部下を貶しません。人前で腐すこともしません。むしろ、人前で部下を自慢します。そういう彼がカッコいいのです。
もちろん、すべての部下に満足しているわけではないでしょうし、優秀な部下の日々の言動全てを褒めているわけではありません。個別に叱ることもあるでしょうし、イライラすることもあるでしょう。でも、そういうことを外には出しません。
 
一方で、人前で自分の部下を腐す人もいますよね。そういう人が日本人に多いのは、子供の頃に「うちのバカ息子が」などと言われて育てられたせいでしょうか。僕はボロクソに言われて育ったので(笑)、それを自分の子供に言うことはしませんが。
 
初対面のご挨拶として「うちの○○がお世話になっております」とか「いつもご迷惑をお掛けしていると思いますが」というのは、まあアリなのかも知れませんが、聴いている人がどう感じるか、というところを考えないといけないでしょうね。人前での会話ですから、人に聞かれることが前提であり、どう伝わるか、ですから。
 
過去に、僕の部署ではないのですが、自分の部下の手柄はオレのもの、ミスは部下のミス、と言わんばかりの課長がいました。隣の部署ですが、パーティションで区切られているわけではないので、いろいろなことが筒抜けです。同じ会社の僕等でさえ「え?」と驚くことがしばしば。当時は僕も20代だったので、「イヤなやつ」くらいにしか考えなかったのですが、いま振り返ってみると、おそらく生き方が違うのだろうな、と思うのです。そして、自分に自信がないから、部下を腐すことで優位性を保っていたのかも。当時は、ほぼ年功序列でしたし。
 
部下を褒めている人、たとえば「いやあ、うちは部下が仕事をしてくれていまして、私は社内でプー太郎(死語)ですわ!あっはっは!」と言っている上司を、他社の人が本気で「あー、この上司は仕事をしていないのか」とは思わないものですよね。むしろ、いいマネジメントをしている、と感じるのではないか、と思います。
 
自分はどういう上司なのか。部下からはどう見えるのか、他社のみなさんはどう感じておられるのか。いろいろと考えることがありますね。
Comment(0)