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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

参加して存在しないのでは、参加しているとは言えない

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昨日から福岡に来ています。出張の主目的のあと、昨夜はNPO学生ネットワークWAN主催の特別CANPASSでお話をしてきました。アイキューブドシステムズさんは福岡本社ですので、取締役の畑中さんにもご登壇いただき、就活についていろいろお話ししてきました。
 
そういう場に慣れている学生も、慣れていない学生も、大勢いる前で発言する、という習慣のない人が多いのですね。「何か質問は?」「意見は?」と聞かれても、サッと手が挙がらないことが多いのですね。これは、普段からいろいろ考えていないと発言しづらいのでしょうし、そもそも日本の学校ではあまり経験させていないこともあるのだとは思います。
 
畑中さんが社会の仕組みの話をされている中で「会議で発言しない人間は、会議に参加しなくていいのですよ」という話をされていました。これは、ものすごく同意です。以前、プロデューサーのおちまさとさんが、このようなことを書かれていました。

僕だって、前の晩は寝られないくらい考えてから会議に臨むのに、当日いきなり「今日は何の会議でしたっけ」なんて若いヤツに言われたら「お前、帰っていいよ」と言いたくもなりますよ。

「何の会議でしたっけ?」とまで言わないまでも、参加しても黙っているだけでは、会議参加者としては足りない、ということなのだと思います。以前、とある通販会社の部長から伺ったのですが、「うちの会社では、毎週行なわれる企画会議で2週連続発言のなかった人は、3週目には参加資格がなくなるんですよ」と仰有っていたことを思い出しました。

僕は大阪商人の父親から「もったいない」と「元をとる」という言葉で育てられたせいか、「せっかく来たのに発言しない、質問しないなんてもったいない」と思ってしまうのです。

先日Kindleで読んだ、池上彰さんのこの社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義 という本の中に「機会費用」という言葉が出て来ました。これも同じですね。せっかく自分で選んだ時間は、精一杯有効活用するべきだと感じます。
 
かくいう自分も、ともするとボーっと過ごしてしまいかねません。「一日以上ボーっと過ごしたことがない」と仰有る永井さんを見習わなくては、と感じた今日このごろです。

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